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46、お金の儲け方

ランクGは100ポイント、ランクFは300ポイント、ランクEは2,000ポイントで買うことにした。

ランクGを3種20体、ランクFを9種60体、ランクE4種26対体合計16種、106体、72,000ポイントだな。

結構な出費だが問題ない。


特に巌鉄からブロンズタートルを追加で買えたことが喜ばしいことだ。

購入できたブロンズタートルは6体だ。

その内3体は鍛えてアイアンタートルにしたいものだ。

先に買った物の内、1体しかクラスチェンジさせていないからな。


リュークは草食系モンスターで食肉になりそうなものを多く所有しているので肉類を販売させればそれなりの収益があるだろう。

売られている肉類は値段が高いし量がないからな。

専売できるだろう。


巌鉄はドワーフであり、鉱物の入手ができるようになったので武具の青酸販売すれば大丈夫だな。

他のダンジョンマスターが配下に持たせる分も必要だからな。

それなりの需要はあるだろう。


問題はワスーレだな。

彼女の配下モンスターは植物系が多いのだが、食用やポーションなどに向かない。

折角、同じグループになったのだから多少は手助けしてやりたいのだが。

特技は料理位しかないらしい。


ン?料理?


野菜や調味料は俺が提供できるし、リュークが肉類を提供できる、調理機具に関しては、巌鉄が作れるだろう。

料理屋でもやらせるか?

まあ、本人次第だが、やらせてもよいか、人手が足りなければパペットを売ってもよいだろう。

それなりにポイントは欲しいが俺自身が店舗を構えて販売するするのは面倒と言う理由もあるがな。

それに定期的な購入が確保できるのもありがたい。

余裕があれば小売りも任せておこう。





「ということで食堂でもやってみないか?」


ワスーレに提案をした。


「ニャ、私のは素人料理ニャ、うまくいくかニャ?」


「大丈夫だろう、出し材、味噌や醤油、酒もワスーレ経由で売り出すつもりだ、それなりの収益はある。」


「店番をしてくれるのならば、ワシの武器も置いて欲しいの。」


「僕のお肉もお願いできますか?」


「ニャ!!一人でそんニャに無理ニャ~。」


「うちのパペットも応援に出すから大丈夫だって。それにさっきもやったように石板会計で大丈夫だから委託販売分の計算はしなくていいからな。できるって。」


「売れるかどうか、取り敢えず模擬店でもやってみるのはどうじゃ?失敗すればやめればよい、試して見る価値はありじゃ。」


「ニャ!やってみるニャ!」




取り敢えず模擬店をすることになったが仕込み時間が足りないので、マイヤーに仕込むように言って置いた味噌汁を出す事にした。

ようは、食事を出した時売れるかどうかを確かめればよいのだ。


「本当にいいのかニャ?ネスが売ればよいニャ?」


等とワスーレは恐縮していたが、一時的な模擬店ならよいが店として続ける気は俺にはない。

元々味噌汁の屋台だって客寄せのつもりだったからな。

本命は調味料や出し材の販売であり、マイヤーに任せるつもりでいたから代わりに売ってくれるなら文句はない。

マイヤーを店にとられるのもよく考えれば困るしな。



しばらくすると打合せのために自室に戻っていたダンジョンマスターたちが出てきた。

オベリスクの回りにあった食事はいつの間にか片付けられており、そちらを見てがっかりしているものも多い。



一人のダンジョンマスターが近づいてきた。


「ちょっといいか?それは売り物か?しかもそれは味噌汁じゃないのか?」


「「「「何ィィィィィ!!!!味噌汁だとぉぉぉぉぉぉ!!!」」」」


近づいてきたダンジョンマスターが鍋見てそう言うとま遠巻きに見ていた他のダンジョンマスターたちが一斉に声をあげた。


「一杯5ポイントですニャ、いかがですかニャ?」


「よし買おう!5ポイントだな!早くプリーズ!!」


「ニャ!!お買い上げありがとうニャ!」


「では、いただきます。……………………ゴクゴク、がつがつ!!お代わり!!」


しばらく時が止まったように動きを止めていたのだが動き始めたとたん一気に味噌汁をむさぼりお代わりを求めてきた。

ワスーレがお代わりを渡すと器を眺めながら、「ああ、味噌汁だ」と呟き涙を流した。


「俺にも味噌汁を!!」「おろにも!」「エエイ!!邪魔をするな!」「俺がさきだ!!」「ウオー昆布と鰹の味がする!!」「うめー!」「お代わりだ!」


味噌汁を求めるダンジョンマスターで店の前は収集がつかないな。

ちらっちらっとワスーレがこっちに助けて見てくるが気づかない事にしよう!

あの狂乱に巻き込まれたくはないからな。

心の中で応援しよう。


頑張れワスーレ!負けるなワスーレ!君の勇姿は忘れない。



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