31、報告会2
次は、戦闘部隊だな。
「次は修羅報告を。」
「現在、戦闘可能なものがコボルド78、レッサーコボルド29、ハニービーインセクテェー30、ビックビー40、スケルトン14、戦闘可能なパペット57となっております。その他としてレッサードリアード等戦闘可能な生産班、各階層守護者、放牧モンスター等がおりますがこちらは一旦除外しております。」
戦闘部隊が200ちょい、各種生産モンスターも同じ位だから総勢500位だな。
放牧しているものも合わせればもう100は増えるか。
5層位のダンジョンであれば、SタイプやRタイプモンスターと合わせれば十分な数だろうがうちの場合はな。
増強が必要だな。
特にギルマンスレイブを50体ほど召喚しなければな。
「モンスターの増強はする予定だ、それ以外に報告や要望はあるか?」
「俺からひとつよいか?」
「ちょっとシバ、言葉使いに気を付けなさい‼」
「まて、マイヤー、俺は気にしないから落ち着け。シバ続けろ。」
「ネス様、すまない、どうも言葉遣いは苦手なもんで、え~とそうそう、部下の何体かが、恋愛関係になったものがいるのだが、認めてやってはもらえないだろうか?」
恋愛問題か、どうしたものだろう?
現状では各部隊の数自体不足ぎみなのだがな。
妊娠、出産までいくと戦力が半減する、どうしたものだろう?
精交渉のみ禁じておけばよいか。
戦力がもう少し整うまでの間だ、そんなに長くはかからないだろう。
その旨を伝えると嬉しそうに頭を下げてきた。
こいつ、ひょっとして目当ての相手がいるんじゃないのか?
まあ、強制でなければ問題なかろう。
「他はどうだ?」
「ネス様、おらからもよいだべか?海に出たもんで、ちーと、潜って見たんじゃけれど、たいした強さのモンはいなかっただ、魚や海草類は豊富だで、人手を増やしてもらえんかの。」
「ギレイか、わかっている、ギルマンスレイブを召喚して人手を回すので漁を頼む。」
「ありがだや、これでやっとこさ、水軍指揮官と名乗れるべ。」
うっ、悪かったよ、ギレイ。
東通路が完成してからギルマンスレイブを召喚するつもりだったんだが同族がいない状態で放置して本当にすまんかった。
「他にはないか?」
「私からもひとつございます。」
「ビインか。何があった?」
「他のダンジョンらしきものを見つけました。」
「なに?ダンジョンだと!どの辺りだ?」
「南の海岸にある洞窟です。小隊を派遣して威力偵察をおこないましたところ倒したモンスターからドロップアイテムが出たそうです。」
ドロップアイテムか、となればSタイプモンスターかRタイプモンスターの可能が高いな。
問題は、自然発生型かダンジョンマスター召喚型かどうかだが。
ダンジョンマスター召喚型ならばそんなに恐れることはない。
初期ポイントはほぼ同じ位だろう。
Sタイプタイプモンスターを召喚していれば多くて2層が限界、モンスターも下級ガチャだろう。
ランクEの上位のモンスターがいるかどうかだな。
それぐらいなら対処できる。
自然発生型のダンジョンであればどうだろう?
いつ出来たかのもよるが古ければ古いほどに手強いだろう。
攻略を考えればこちらのも損害が出るだろうが上がりも大きくなる。
まずはそこまでの道を作らないとな。
外壁作りは後回しにするか。
先攻調査部隊も派遣しないとな。
シバを隊長にコボルド主体でいこう。
ラニアにもいってもらうか。
回復要員としては俺のダンジョン1だからな。
最初の突入時はできるだけ選りすぐりのメンバーで送り出してやりたいし、その方が帰還率も上がるだろう。
後は、シーフ系スキルをもったコボルドも追加召喚しておこうか。
他には?
そうだな、パペット系がダンジョン内で活動できるかもチェックしておかないとな。
いずれ俺もダンジョンアタックしたいし、そのときはマイヤーもつれていきたいからな。
さほど難易度が高過ぎないダンジョンであればよいのだが、蓋を開けるまではわからんか。
「レイトン、外壁は後回しにしてよい、まずは、ダンジョンまでの道を作れ、細かい報告、要望はマイヤーにしておいてくれ。マイヤー、集計を頼む。取り敢えずこんなところか。ではおのおの役目をはたしてくれ。解散。」
「「「「「は、」」」」」
ふー、色々問題が出てきたな。




