表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
33/237

30、報告会

食事をすませ、集合を指示した時間となった。


中々、料理がうまかったな。

最初の頃は塩味オンリーだったのだが、各種調味料、ハーブ等をふんだんに使われていたな。

魚介系の出汁も感じられたのだが、東への通路が完成したようだな。

となればギルマンを増やさないとな。

海産物はダンジョンマスターたちに売れるだろう。


さて、まだ地上部の屋敷が完成していないのでマスタールームの会議室を使うか。

ここにも見覚えのない会議様の大きな円卓と椅子がおかれている。

すでにネームドモンスターたちは集合しており、直立不動で俺が座るのを待っている。

俺の席だけ革張りの立派な椅子がおかれているな。

気にしても仕方ないから座るがな。


俺の右側から

生産統括兼製薬、医療班長 コボルド(マージ)のラニア

農業、牧畜担当 ドリアードのリード

加工担当 クラフトパペットのクリフ

工兵指揮官 レイバーパペットのレイトン


左側に

戦闘部隊統括兼防衛指揮官 スライムスケルトンの修羅

前衛部隊指揮官 コボルド(ファイター)のシバ

空戦部隊指揮官 ハニービーインセクテェーのビイン

水軍指揮官 ギルマンスレイブのギレイ

マイヤーは俺の後ろに立ち控えている。


俺は椅子に座りみなを見渡しながら「みな、よくあつまってくれた。まずは、座ってくれ。」といった。


「「「「「「「「ハッ」」」」」」」」


ネームドたちは一礼をして席についた。


「しばらく眠っていた間の進捗状況を確認したい。マイヤー議事進行を頼む。」


「では、議事進行をいたします。まずはダンジョンの現状報告をさせていただきます。地下ダンジョンは5層、地上部は4層となっております。また、半径1キロ、西通路10キロ、東通路10キロは完成しております。東西終着地点に砦を建設は50%できております。西側の山脈に貫通トンネルの掘削率は15%ですが問題が発生しておりただいま中断中です。」


「中断?何が起きている?」


「トンネル内で内壁は魔法で強化しておりましたコボルド(マージ)が突然死することあり、中断を余儀なくされております。」


「パペットたちには問題ないのか?」


「ハイ、ございません。」


コボルドだけが突然死しただと?ガスが出たのか、酸欠か?だったら解決法があるな。


「わかった、では奥まで届く筒を作れ、コボルド(マージ)の風魔法を使うものを召喚しておくので風を送り続けさせればよいだろう。コボルド(マージ)の土魔法使いの補充も必要だな。」


「ワン、さすがネス様です。」


「タッタアレダケノ情報デ答エヲ導キダストハ!!」


「素晴らしい叡知です!」


誉めすぎじゃないか?もし間違っていたらどうしよう?

悩んでも仕方ない、次いこう、次。


「ラニア、生産面はどうだ?」


「ワン、順調です。現在の規模であれば問題ありません、ワン」


「現状の規模でだな、拡大すると何が不足するのだ?」


「ワン、大きく言いますと土地の不足です。」


「土地か。」


「ワン、農地と放牧の必要面積が足りません。食糧のみ考えれば一部作物の種類を削れば対応できますが、各種酒類、調味料等の生産に支障をきたします。ワン。」


土地を増やすか、地上部で栽培できるものはさせるとするか。

野生のモンスターもいることだし、ある程度防壁が必要だな。

しかも、一時的なものになる。

どうするか?


まあ、いいか、一時的でも。

ダンジョンの農産物生産エリアを拡大しておこう。

土いれからだが牧草地をメインにするから浅くても問題なかろう。


「では、ダンジョンを追加しよう、土いれからだが問題ないか?」


「ワン、問題ありません、ワン。」


「後は、地上部でも栽培をはじめて欲しい。ただ、いずれは町を作る予定の場所だということをふまえた上でだが。」


「ワン、問題ありません、リードも大丈夫ですね?」


「ハイ、問題ありませんが外壁等の建設の必要がありますね、そちらはレイトンの仕事になりますが、どう?」


「工期しだいじゃて、ネス様、増員いただけますかの。」


「パペットを20増員しよう。外壁は急ぎではないから取り敢えず柵でよいからな。後は、おいおいでよい。」


「わかりましたじゃ。」


「クリフは何かないか?」


「加工面におきましては現状で問題ありませんが、さほど余裕があるわけでもありませんので生産強化する場合は増員いただけるとありがたいです。」


やはり生産面で人員の不足が出ているか。

戦闘部隊を増やす為にもてこ入れが必要だな。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ