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130、収支 1

ヒットリー騎士爵side


ダンジョンは、崩壊した。

サムスン隊長がもう一つのダンジョンを確認しに行ったがそちらもほぼどう時刻に崩壊したようだ。


一応これで終幕だろうか?

また、同じ様なダンジョンが現れる可能性があるかもしれない。


サムスン隊長がもうしばらく滞在して、ダンジョンの復活がないか見張ってくれると言うので、残りの部隊を村に撤退させよう。


ダンジョンで手に入れた袋は、マジックバックであることはわかった。

まだ、中身は確認していないが、それなりの資金になってくれることを期待している。


村の再建の資金に、この戦いに参加してくれたものに対するボーナス等が必要だからな。


少なくともマジックバック分あるので多少はなんとかなるが、てもちの資金は使い果たしてしまっているからな、高く売れそうなものが入っていて欲しいものだ。


取り敢えず、今は、早く村に帰りたい、ゆっくりと休みたい。




4日後、無事に何事もなく村に戻ることができた。


「あなた!!!」


村の入り口で一人の女性がかけよって抱きついて来た。

私の妻、レイラ.ヒットリーだ。


一瞬誰かわからなかった。

彼女の美しい髪がバッサリと切られていたからだ。

彼女を抱き締め、生きて帰れたことを実感しながら、短くなった髪をなぜた。


「ただいま、なんとか生きて帰ることができたよ。それにしても………、いや、何でもない。」


「?」


多分、村人の生活費か冒険者を雇うために髪を売ったのだろう。

いつまでかかるかわからない戦いだったからな、髪のことは触れずにいよう。

今は、この手にある愛しい人を………。


「「「「………。」」」」


あ、村入り口で皆がいるのだった!

レイラも赤い顔をしてサッと私から離れた。


「再会の感動はもうよろしいのですかな?」


一人の商人のような男がニヤニヤを押さえきれないような表情で話しかけてきた。


「貴殿は?」


「失礼いたしました。私は、クラップ商会の会頭をさせて頂いておりますクラップと申します。」


「おお、貴殿がクラップ殿ですか、この度は、大変なる支援を頂き感謝のしようがございません。」


「いやいや、礼であれば、ソバージュ子爵領の皆様にお願い致します、私は、寄付を募っただけでありますれば。」


「それでも、貴殿が骨を折って下さったのにはちがいない、感謝の気持ちは受け取ってもらいたい。」


「わかりました、確かに受け取らせて頂きました。では、こちらからもお渡しするものがあります。」


そう言ってクラップ殿は紙の束を差し出した。


「これは?」


「残りの募金と物資の一覧です。丸がついているものは、まだ、ソバージュ子爵領に保管してあります。また、2枚目のものは、あなた方が倒されたモンスターのドロップアイテムの内商品価値のあるものを回収したものの値段です。三枚目は、保管している物資を売却した場合の市場売却価格となっております。」


え、こんなにか?

マジックバックの中身も査定してもらおう。


「クラップ殿、これ等も鑑定して値をつけてもらえるか?」


「拝見致します。」


マジックバックに入っていたのは、


上部に大きな円のかかれた薄い箱状のもの20枚

金の延べ板10本

細長い棒10本

太めの棒10本

正方形の箱(赤)1つ

正方形の箱(青)1つ

小さめの魔晶石60個

小さめの宝石20個

水筒のようなもの3つ

それにそれらが入っていたマジックバックが2つ


どんな効果があるものなのかわからないものが多数あるが、いかほどになるか?




sideout



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