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124、襲い来るGの群れ 8

ネスside


クラップ商会のものがうまく村に入り込めたようだな。

多少なりともポイントが回収しておきたい。


一応村までラインが来ているからダンジョンコアの欠片を敷設すればよいのでさほど難しいことはないだろう。


ポイントを稼ぐのであればブレインイーターが取り付いている冒険者に後ろから襲わせた方が効率はよいのだろうけど、クラップ商会の名を出してしまったからなそれもできないか。


まあ、いいか。


地方の戦力がどの程度であるかわかったし、騎士団の力もこれから見ることができるからな。


後、確かめておきたいのは、エース級の冒険者や将軍クラスの戦闘力だが、それはおいおいわかるだろう。


さて、彼らの奮戦を見守ることにしようか。


ネスsideout



王国騎士団 第3部隊隊長 サムスン


ソバージュ子爵領で休憩を挟み一路ヒットリー騎士爵領に向け強行軍を続けている。

ソバージュ子爵領でヒットリー騎士爵夫人が私財を投げ打って集めた部隊40人と共に。


「隊長、前方の村が戦闘中です。」


「おお、間に合ったか。」


村は健在のようだな。

いや、よくもっていると言った方がよい。

毎日に800をこえるモンスターに教われながら。


「騎兵隊は突撃を開始する!!目標は敵の反対側だ、とにかく突き抜けることを考え立ち止まるな。歩兵隊は村に合流後、戦線を押し上げよ!騎兵部隊突撃!!」


モンスターの群れに騎兵部隊30で突撃を開始した。

モンスターの大半は、ビックコックローチ到底騎兵の突撃には耐えられない。


槍や剣で払われ、盾で押さえられ、馬の蹄に踏み潰され、馬体に弾き飛ばされる。


「止まるな!止まれば死がまっている!!突き抜けろ!」


「「「「おおぉぉぉぉ!!!!」」」」


立ち止まれば、全方位から襲われ損害が増すので立ち止まることはできない。

騎兵の突進力にものを言わせて強引に突破する。


「隊長敵陣突破しました!被害は軽傷者数名です!!」


「再度突撃する!!行くぞ!」


「「「「おおぉぉぉ!!」」」」


部隊の士気は高い。

このまま群れをバラバラにしてやる。

この手の低級モンスターは群れているから脅威なのであってバラバラにしてしまえば雑魚にしかすぎないからな。


「蹴散らせー!王国騎士団の力を見せるのだ!」


sideout




ヒットリー騎士爵side


ビックコックローチの群れの圧力が減ったな、どうしたんだ?


「ヒットリー様、騎士団歩兵隊の隊長が来ております。いかがなさいますか?」


何?騎士団だと?

援軍に来てくれたか。


「会おう、連れてきてくれ!」





「ヒットリー騎士爵とお見受けいたします、私は王国騎士団第3部隊副隊長を任されております、ジン.スールと申します。」


「よく来てくれた。ジン.スール殿。ところで副隊長とのことだが、隊長殿はどちらに?」


「隊長は、騎兵部隊でビックコックローチの群れに突撃をしております、長くは持ちませんので、我々も攻勢に参加したく思います。」


「そうだな、今は、話をしているときではないな、では、右翼から攻めて貰いたい。正面と左翼から圧力をかける。よろしいか?」


「わかりました、右翼から攻勢をかけます。また、奥方より兵を40お預かりしておりますので指揮権をお預けいたします。」


「わかった、預かろう。」


「では、御武運を」


「そちらもな!!」


「では失礼します。」


さて、こちらも負けていられないな。


「騎士爵領の兵を集めてくれ。」


「了解しました。」





集まったのは12名、元々私の配下にいたもの達だ。

ビックコックローチの群れが現れた時から共に戦ったなかまたちだ。

中には一度待避したものも混ざっている。


彼らと新たに来てくれたもので左翼から攻め込む。


「行くぞ!勝利は目の前だ!」


「「「「「おおぉぉぉ!!!」」」」」


「後少しだ!後少しでこの戦いが終わる!!皆のもの生き残れよ!突撃!!」


「「「「「うおおぉぉぉぉ!!」」」」」



sideout




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