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102、対ゴブリン 5

マリーside


おかしいわね?

手応えが無さすぎる?

数も想定していたよりも少ないわね。


この集落の建物の数から見て70~80体位のゴブリンがいてもおかしくないのだけれども、実際にいた数は45体。

その内、子供のゴブリンが27体もいた。


子供数が多すぎる、いや、大人のゴブリンが少なすぎると見るべきね。

いったいどこにいったのかしら?


狩に出ている可能性も大きいから周辺の探索部隊出しておくとして、他の可能性として考えられるのは、本村に徴集されたかもしれないわね。


これだけ集落を潰したのだから、族長が兵隊を集めている事も想像できるわね。


作戦を練り直す必要がありそうね、一旦ダンジョンに戻ることにしましょう。



マリーsideout





ジェルドside


「ジェルド様あそこです。」


コボルドストーカーに案内されてゴブリンどもの本拠地の側までやって来た。


戦力は重歩兵タイプ38体、軽歩兵タイプ62体、弓兵タイプ33体、

魔法使いタイプ17体(攻撃型13体、回復型4体)、衛生兵タイプ10体、索敵兵タイプ15体、ウルフ系25体、ウルフライダー12体の計212体を配下におさめている。


こいつらは、シバ様から預かりずっと共に鍛えて鍛えて仲間だ、ゴブリンごときに敗けはせん。


ゴブリン達の本拠地は、低い柵があるのみで防御施設らしきものはない。

縦穴式住居のようなものが点在して、中央に大きめの社がある。

あそこにゴブリンのボスがいるのだろう。


その建物のそばに40~50ほどのゴブリンがいる。

建物等に隠れているのが20~30位だろうから負けることはないだろう。


「ジェルド様どうします?」


「決まっているだろうが!包囲殲滅だ!重歩兵隊を前衛に左右後方に軽歩兵を20、中心に魔法兵と弓兵だ。索敵兵、ウルフ隊、ウルフライダー隊は敵後方に回り込め、ゴブリンどもの陣形が整う前に仕掛けるぞ。」


「了解しました。」


「いくぞ!ゴブリンどもを殲滅だ。」


「「「「「うおぉぉぉぉ!!!!」」」」」




ジェルドsideout




マリーside


ダンジョン戻って来ましたが様子が変ですね?

気配が少ない気がします。


「何かありましたか?ジェルドはどこです?」


ダンジョンの入り口で守衛をしていたビックアントに訪ねた。


「ギギッギ、ギィギー。」


「え、コボルド達を全員つれて出ていった?」


「マリー、どうしましたか?」


「大変です、ビイン様、シール、ジェルドが部隊を率いて出ていったようです。」


「なんですって!」


「ジェルド、行き先、多分ゴブリンのボスの所。マリーを出し抜くことを考えていた。」


「そうね、多分、そこでしょう。先走った事は、置いておいて彼は勝てると思う?マリー?」


ジェルドの戦力はおよそ200、普通なら、勝てると思うのでけれども、先の集落が建物から考えれば後30~40体はいないとおかしい。


本拠地に徴集されたと考えるべきでしょう。


今のところ、発見しているゴブリンの集落は後4つほどのだけれどもまだ、未発見の集落があると考えればどのくらい集まっているかわからない。


ゴブリンの本拠地の予想数は、およそ100~120、その他の集落から集まっていると考えれば、300以上になるかもしれない。


「ビイン様、シール、今からだとどのくらい兵を動かせる?」


「救援に向かう気?………疲労しているものも多いから50といったところかしら?」


「夜が明ける、動けるの16体、後はダメ。」


思ったより少ないけど仕方ないですね。

うちのダンジョンから動けるものを総動員するとして、200を切るぐらいでしょうか?


ランク的に戦と数えられないものも含めてですが、落とし穴等のトラップ等で後退しえんはできるでしょう。


あくまで、私の悪い予想が当たっていればの話ですが、最悪の場面を想定して動きましょう。




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