表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
115/237

100、対ゴブリン 3

マリーside


ジェルドとシールは、置いておいて、ゴブリンの殲滅を開始しましょうか。


まずは、周辺の小さめの集落から攻めるとしましょう。


第一段階は、掘削作業からですね。

集落の中心部までトンネルを掘ります。

配下のアント系に任せれば問題なくトンネルを掘削してくれます。


この作業には戦闘力が必要ないので新規に召喚したビックアントを動員しています。


ジェルドとシールの部隊が使えればわざわざ召喚することもなかったのですが、兵力として準備していた戦闘力のある上位種にこの作業をさせると集落を包囲するのが難しくなりますからね。


全く、あの二人のせいで食糧の調達計画が狂ってしまいました。

後で調整しないといけないではないですか。


まあ、それはおいといて、第二段階は、魔縄とダンジョンコアの欠片を布設します。

ゴブリンの集落をダンジョンエリア化するための布石ですね。


第三段階は、ゴブリンの集落を包囲ですね。

情報を外にもらさない様にするためには必要でしょう。


第四段階として、ビイン様の配下のビックビー、ハニービーインセンティー隊による空爆作戦です。


空爆といっても爆弾を落とすわけではないですが。


まず最初にダンジョンコアの欠片と投網を落とします。

ダンジョンコアの欠片を撒くことにより集落をダンジョンエリア化できるだろう。

そのために地下にトンネルを掘ってあるのだから。


その後に魔法の使えるハニービーインセンティー(マージ)による魔法攻撃かな?


シールのリビングアーマー、スケルトン隊がいないのは残念だな。

睡眠薬や麻痺薬等散布すればもっと有効なのだが、いないものは仕方ない。


そうして混乱しているところを周囲で包囲している部隊が突入して殲滅だ。


うまくいけば部隊の損失なしにゴブリンの集落を潰すことができるだろう。


まずは、小さめの集落を攻める。

30体ほどのゴブリンの集落をビイン様の部隊100と私部隊100、追加戦力50の総数250は過剰だが、実戦訓練もかねているからそこはいいか。



マリーsideout





ゴブリンリーダーside


やっと巣分けの許可を得て村を作ることができたゴブ。

子供達も大きくなったゴブ。


しかし、最近大きな蜂を見かけるゴブな。

どこかに巣をつくっていたら厄介ゴブ。

巣を探した方がよいゴブかな?


近くに在ったら引っ越しも考える必要があるゴブな。

せっかく作った村なのに捨てるのは困るゴブが、子供達の命には変えられないゴブ。


「とーちゃん!!あれ見てゴブ。」


「どうしたゴブ?」


子供の一人が、空を指差した方向を見ると蜂の群がこちらに向かって来ているゴブ。

これは逃げても間に合わないゴブな。


「大人達を集めるゴブ!子供達は家の中に入るゴブ!!」


「とーちゃん!!」


「早くいくゴブ!!お前はにーちゃんゴブ、みんなを頼むゴブよ!」


さて、あの数は厳しいゴブね、これは死んだかもしれないゴブが、子供達は守らないといけないゴブ。



ゴブリンリーダーsideout




マリーside


作戦は、うまくいきましたね。

損害も怪我をしたものは多少いましたが、死人は出なかったからよかったですね。

このまま、次の村にいきますか。

何か、ドラマがあったような気がしますが、どうでもよいですね。


新しい村立ったようで子供のゴブリンが多かったですから、作戦を早めていかねばなりませんね。


ゴブリンの成長は早いですから。

1年もすれば一人前になってしまいますから。


それにしても、やはり、過剰戦力でしたね。

同程度の集落がいくつかありますから、ビイン様に半数を率いてもらって二手に別れて攻めましょうか。


敵の本隊に気付かれる前に少しでも戦力を削らないとね。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ