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98、対ゴブリン 1

マリーside


ゴブリンの集落をを発見したことをネス様に報告しましたら、ありがたいことに多くの部隊を派遣していただきました。


本来ならば私のダンジョンの勢力で何とかしなくてはいけないのですが、何と慈悲深い事でしょう。


しかも、最側近の1人であるハニービーインセンティークイーンのビイン様、幹部のジェルドとシールまで派遣してくださるとは感謝に耐えませんが………。


総指揮官が私ってどういう事でしょう?


当座の戦力としてはビイン様率いるハニービーインセンティー、ビックビー系の混成部隊が100、ジェルドのコボルド系部隊200、シールのスケルトン、リビングメイル混成部隊が150、そして私のアントマン、ビックアイントが100総数550と言った所です。


数の上では互角でしょうか?


もっとも、内のアントたちはゴブリンより弱いですので所詮数あわせのようなものですし、シールの部隊は夜間戦でないと戦闘力が半減ですし、ビイン様の部隊は火力に欠けます。


どうしたらよいのでしょう?


sideout






「ネス様、あの戦力でよろしかったのですか?もっと多くの戦力を出しても問題なかったのではないですか?」


マリーを送り出した後でマイヤーがそう訪ねてきた。


「俺としては、ゴブリンの集落を潰す為に十分な戦力だと思うがな。」


「そうですか?戦力が足らないと思うのですが?」


「そんなことはないよ、後は保有する戦力をどうするかだ。もし、失敗するようなら主力で潰すことにするがな。」


「どうすればよいかは教えてもらえないのでしょうか?」


「自分で考えろ、総統括だろうお前は!」


「わかりました、考えて見ます。」


マリーには、ちょっと過酷な試練になるかな?乗り越えてほしいものだ、最初に産み出したダンジョンマスターなのだからな。

いずれ、俺の軍団の主力の一角をになってもらうつもりなのだからな。

これぐらいは試練にならんぞ。





マリーside


私のダンジョンマスターエリアの会議室とした一室に皆さんに集まってもらいました。


「マリー、一気に攻めないの?これだけの兵力があれば、ネス様の望まれたゴブリンの殲滅位簡単にできるはずよ。」


「ビイン様の言うとおりだ、とっとと攻め込もう!」


「夜襲ならばわしに任せてくれ!」


う~ん、なぜか皆さん焦っているように思うのですが?

どうしたらよいのでしょう?

確かに正面から戦いを挑んでも簡単には負けないでしょう。

しかし、お預かりした戦力の大半を失うことにもなりかねません。


そういえば、ネス様は戦力を削れとおっしゃっておりましたね。

ゴブリン達は分散して集落を構えているのですから、1つ1つ潰していった方がネス様の望みにかなうのでは?


「皆さん、私は正面から攻撃力するつもりはありませよ。」


「何、俺たちでは正面から戦えないと言うのか?」


「わし等の力を見くびってはおらんか?」


「待ちなさい、二人とも、取り敢えず今はマリーが作戦指揮官ですよ。そう、とがるんじゃありません。」


やはり、ジェルド、シールの二人は功を焦っていますね、しっかり地手綱を引き締めておかねばいけませんか。


私にできるでしょうか?

それに、ビイン様の様子が気になりますね。

何かあるのでしょうか?


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