96、ゴーレムの作ってみよう。
巌鉄から資料をもらったのでこちらでも作って見ることにしよう。
まずは、今手元にあるゴーレムを改造しよう。
といっても腰に荷車を取りつける部分をつけるだけだが。
これにダンジョンコアの欠片積んであちこちに埋めさせる。
ゴーレムにビックビーを2体つけて付近の偵察とダンジョンコアの欠片を埋める役目だな。
最終的にはゴーレムのコアだけ回収することになる。
距離を稼ぐために魔縄を使っていたがそろそろ危険になって来たからな。
ちょっと強引になるがゴーレムを使うことにした。
ゴーレム一体位なら何とかごまかせるだろう。
ただ、この方法はダンジョンコアの欠片の消費が半端ない。
一キロ進むのに最低でも250個必要になるからな。
ある程度、ストックが………。
ほとんどマリーのダンジョンコアを作るのに使ってしまっていたな。
仕方がない、この方法は余裕のあるときに実施することにしようか。
当面は、魔縄とマジックバックによるものとメインルートに絞ろうか。
人の出入りの少なそうな森か山に向けて伸ばしたいが、ビックビーやブルーバードに探させるとしよう。
ちょっと実験したいことがあるからな。
ルート用のゴーレムはしばらくお蔵入りとなったが、巌鉄はスケルトンの骨に粘土を張り付けたゴーレムを作っていたがこいつを改造してみようか。
まず、骨格だがスケルトンの骨では強度が足りないな。
鉄で作ってみようか。
サイズもやや大型にしてみるかな。
関節は球形間接にしておこう。
関節に違う方にまがらないうお様にストッパーを作っておけばよいか、そうすれば自立できるだろう。
後は外骨格を取りつける部分を作ればよいか。
これで内骨格は問題なかろう。
次は外骨格だがこれは装甲とするから強度がいるし破損したら取り替える必要もあるだろう。
内骨格にパーツの取り付け場所をつけてあるの大丈夫そうだな。
外骨格装甲にも一工夫して見るかな?
ベースはプレートアーマーでよいだろう。
ただ、プレートアーマーは衝撃に弱いところがあるから、内側に衝撃吸収するための皮張りをしておくべきだろうか?
中身が生身の生物ではないし精密機械が入っているわけでもないが、内骨格が歪む可能性を減らしておくのもよい手だろう。
皮張りをするとして何がよいかな?
普通にしても面白くない。
取り敢えず防水性を高める為にスライムの皮を張り付けてみようか?
どのみち厚みや重量はさほど気にしなくてもよい。
作り上げるとき全体のサイズ調整をすればどんだけ分厚い装甲にしても問題なかろう。
装甲も合わせてゴーレムなのだから。
多重装甲の外側のベースは魔鉄でいいだろう。
製鉄時にダンジョンコアの欠片を混ぜたものだ。
多少魔力を持つのでうまくゴーレムのコアが融合してくれるか心配だが。
衝撃吸収と対刃様にビックスパイダーの糸を編んだ布を使おうか。
手元にスパイダー系モンスターがいないから他のダンジョンマスターからかったものなのであまり量が無いがまあ使ってしまおう。
さらにスライムの粘液を塗り強度を高めるとするか。
後は、どうする?
ギルマン達が海で狩った水竜擬きの皮があったな。
あれは、耐水能力の魔法効果があったはずだ、わずかにだが。
ボディの空いたスペースには、スライムの粘液に熱を加えて固めたものをいれておこう。
スライムの粘液は熱を加えるとゴムの様になるからな。
動きの邪魔にはならんだろう。
それにいれる量、場所によって重心を整えるウエイトの役にも立つだろう。
方向性はこんなところだろうか?
後は、うまく材料を加工しバランスを取ることだが、そういった微調整はパペット達に任せた方がよいものができるだろう。
組み立てやバランスの取り方等はパペット達の方がすぐれている。
新しい発見することには向かないがな。