8話 異世界
なんにも見なかったことにした
シャリターの家に緊急避難!
「なんで、戻ってきたの?迷子?ここら辺あまり知らないの、真っ直ぐ行って酒場あるからそこ曲がって、ずっとまた真っ直ぐ行くと、metastasisと書いてある場所あるから行きな、転送門あるから、あと星越列車の切符ね」
何を言ってるんだこの人は、転送?謎の列車
明らかに、デカく赤く輝く月
「おかしいだろこの場所」
「当たり前じゃない、えるってこの世界の住民じゃないでしょ?」
この世界の住民?
「ここは、地球じゃないの?」
「地球なにそれ?」
やっと分かった、ここは地球じゃない
月が赤い、月見月食?こんな月が赤いはずない
てゆうか月がデカすぎる、いや近すぎる!
異世界転生無双しろと、なろう系主人公来た~!
チート能力をご拝借と
「ステータス!」
青いプレートが目の前に現れる
[勇者 レベル564]
レベルくそ上がってる、倍か?
そして、スキル欄を見ていると
[黄金の治癒]
なんだこのスキル、これこそなろう系主人公に、ふさわしい能力か!
そして、黄金の治癒のスキルをタップする
[osienai]
よしぶち殺そう
ステータス表示に殴りかかった
鈍い音がした
拳が痛い(இ﹏இ`。)
「ステータスと戦ってるところ、申し訳ないけどえるは、迷子なの?」
迷子ではなさそうだけど?
「ここは、どこですか?あと拳が痛い」
「折れてるわね、ヒール」
折れて!!?
ヒールの言葉と共に、身体が緑色の光り傷みがひく
すごい、シャリターに可哀想な目で見られた(ぴえん)
「ここの場所ね、月の信仰者の星セレクトムーンまあ小ちゃな星だけど、戦闘に関しては一流だよ、私は2番隊のヒーラーだけど」
「だったらなんで月は、こんな赤いんですか?」
「詳しくは、知らないけど昔は月は、1つだったんだけど、どっかの誰かさんが破壊して、色々な所に散らばったらしい、真上の月は私たちは、ローズムーンと呼んでる、赤い理由は破片だからしか言いようがない」
月がたくさんある?は?何言ってんの?
「うん、わからん」
「記憶喪失?だとしたら私のラウズヒールで治んなかったことになるから、かなりやばいかも」
確かに、今までも全て夢だったのか?今が夢なのか?
そうだ!たまにある自分殴って痛くなかったら夢みたいなやつ
俺は、拳を握り自分に殴りかかる
「何やってんの!」
拳が当たると同時に、2メートルぐらい吹き飛ぶ
めっちゃ痛い、夢じゃない
「える、もう手遅れなのねヒール」
冷たい目で見られた(இ﹏இ`。)悲しい
「える、ここの近くに過去と今を見通すことの得意な、占い師がいるからそこで」
「頭のおかしい子扱いしないでください、シャリタさん僕は、至って正常です」
「私の回復魔法で治らなかったのだから、そうとう重症です!」
シャリターはフックにかかってたバックを肩にかけて、俺の腕を掴んで引っ張る
ほんのちょっと、ちょっとだけ抵抗したがダメだった
「強制連行やだ!」
前言撤回!
月が赤くて、でかい!
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