11話 ロケラン奇襲作戦開始
奇襲作戦開始!
俺とシャリターは、少し離れた位置にで、みやりの家に着く
そこは、普通の一軒家ぐらいの大きさの、レンガ造りで殺風景な家
作戦内容は、知らないが大丈夫なのだろうか?
「見てなさい戦いの基本をステータス」
シャリターの言葉と同時に青いプレートが出現する
そして、ステータスに手を伸ばす
「インベントリー」
青いプレートから手をゆっくり引く、シャリター
手に持っている物は、すごくデカく感じる
シャリターが手を引くと同時に、シャリターの手に持っている物の全貌が明らかになる
それは、俺やシャリターの身長を明らかに超える、全長3メートルはあるだろう
ロケットランチャー、脳筋だ!
シャリターは、みやりの家にロケランを向けて、トリガー部分を手で握り、肩に掛けてしゃがみ構えをとる
「最先端の戦い方よ、狙撃、狙撃、狙撃、狙撃!」
シャリターが、トリガーを引くと同時に、ロケランが乱射される
これは、連射武器なのか?やばいやばい
そして、ロケランの弾は大量にみやりの家に轟音と共に撃ち込まれる
撃ち込まれてる場所が、爆発でどうなってるかわからない
その威力はリサのエクスプロージョンを優に超えていた
「シャリターさん、やりすぎじゃない」
「狙撃、狙撃、狙撃、狙撃」
そんな俺の言葉を無視して、シャリターはみやりの家にロケランを打ち込む
俺の足元がすごく、地響きする、やばくないか
揺れで立っているのが、やっとだ
地面にだんだんヒビが入り、隙間がデカくなる
「シャリターさんこれ以上やると、地面が沈下して落下死する!!!やばいっ」
そんな言葉が伝わったのか、シャリターは狙撃をやめてロケランを投げ捨てる
ロケランを打ったところは、土煙が上がって見えなくなっていた
煙の奥から少し見えたのは、大きな地割れが起きて家の形がなくなっていた無惨な姿
「倒したの、シャリターさんやりすぎじゃないか」
「まだ終わってないよ、える戦いの基本は、冷静に相手の行動を考えることステータス」
さっきのように青いプレートに、手を伸ばすシャリター
「インベントリー転移結晶」
輝きレインボーカラーに反射する結晶を、ステータスから出したシャリターは、勢いよく地面に結晶を叩きつける
結晶が砕けると同時に、俺とシャリターのいる範囲に魔法陣が出現する
そして目の前が、強く光ると辺りの視界が変わる
「行動を先読みされてたかー」
視界の先には、笑いながら体全身血だらけの鎧を身につけた女の人がいた
そして、足を引きずって歩く
出血があまりにもひどく、フラフラしてる
やりすぎじゃないか!あまりにも酷い女の人は流石に見てられない
すると、みやりの残像が一瞬見えて消える
「インベントリー!」
素早くシャリターが言うと同時に
バーン
ちょっと長めの銃を撃つ音が響く
俺の見えない間に後ろで、スナイパーを構えて撃っているシャリター
そして、シャリターの向いてる方向に向くと、俺の視力でギリギリ見える範囲で、足を抱えてうずくまっている人
みやりがいた、いつのまにあんな早く!
そして、みやりが立ち上がる
「撃つ場所が悪かったね、足撃ったぐらいじゃ全然動けるよ!」
そして、また一瞬の残像が見えて消える
逃したか!
「みやりこの銃弾は、時限で爆発するのよ」
バーーン
遠くから、黒い煙と爆発音
戦いは、終わった
おいやりすぎだろ!
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