9話 帰れないらしい…
しばらく腕を掴まれて、歩くと
色々な建物を抜けて、じゃり道に入った
そこで見えてきたのは、シャリターの家のようなログハウスがあり、少しボロくさい
シャリターは、蜘蛛の巣が張っているドアノブを、振り払って落とし、扉を押して開ける
なんで、入り口押して開けるんだか謎である、異世界ルール?普通は引いてあけるはずだが
「迷える子羊よ…あっ!、シャリターじゃん久しぶり」
「ロージェ久しぶりね」
シャリターが挨拶した先には、年季の入った机と椅子に座り
黒いフードのついた、ローブを深く被り込んだ銀髪の女性らしき人がいた
「何用?面倒事なら勘弁」
「違う、この人えるっ言うんだけど、頭ちょっとバグってるからどうにかして、家に帰らせてあげて」
「シャリターさん、何回も言うけど僕は至って正常です!」
シャリターは、手を離して俺を机の方に飛ばす
「よろしく!とっとこいつ送るから」
なんか俺、ものみたいにされてる
反逆作戦開始!
「なんで、手を離すんですか!一生僕の手を離さないですださい」
「わかった、そんなに嬉しかったのね、握ってあげる」
「ああああぁぁぁっっ」
やっぱ脳筋、やり返しのつもりだったのに、レベル500越えが負けるとは
「はははっ、あなたは女の人だったら誰でもいいタイプね」
ローブを被った女の人が言ってくる、俺にも線はあると思うけど
そして、後ろからカチカチと音がなる
「シャリターは、後ろからカッターで刺そうとしない」
「そんなことは、ないよ」
女の人って怖い、恐ろしや
ローブの女の人は、机の下から水晶とその水晶がピッタリ乗っかるサイズの絨毯を出した
「占ってあげるから、椅子座りな」
いわれるがまま、俺は椅子に座る
なぜ正常な俺が占われなきゃいけないのか
「抹茶ラテないのごめん、いちごラテあるから我慢して!」
すごい!俺の大好きな飲み物を当てやがった
ローブの女の人のステータス画面から、いちごラテが出てきて、俺の目の前の机に置かれる
なんで!ステータス画面からいちごラテ出てきた、なんでもありや!
「スタバのないのごめん」
「非公開ワード言うな!いちごラテうまそうだから許す!」
「だいぶ打ち解けたでしょ!」
確かにこの友好関係作りでは強い、まだ全然占いなんて信じないけど
さっきのラテの件は、まぐれだろう
ロージェは、水晶じっくり眺めながら、緑色のスムージーみたいなのを飲む
「抹茶ラテあるじゃねーか」
「私が飲むんだもん」
わかった俺の推理だと、ロージェは自分自身の好みの飲み物を、適当に言ってたまたま同じだった的な
名推理!そして、ロージェは水晶の近くに両手をかざしす
「える手を置いて」
そして手を置くと、手の全体で巡るように魔力を感じた
こんなのは初めての感覚だ、力が抜けるような
「終わったよ」
そして、ロージェは水晶にかざしてた手を下に下ろす
「日本人ね、帰る方法は、あるっぽいけど難しいかも」
「どうゆうこと」
シャリターが聞き返す
「あんまり得意じゃないけど、未来を見通したんだ、そしたら帰れない世界線と帰れる世界線が見えた」
どうゆうことだ?
「まあ一つ戦闘に関しては、極めた方がいい旅に出ることになるから、おまけねお仲間さんは生きてるよ」
パーティーメンバーのことを言ってるのだろう、ちょっと安心したが簡単に帰れないと
「詳しくは、みやりに聞けばわかる、元凶だからね」
「やっぱみやりだったのね、ちょっと様子おかしかったし」
とシャリターが言う
とりあいず簡単には帰れないらしい…とりあいず強くなれと
感じてわかったが、この人の占いは本当だろう
一応どこまでできるか聞くか
「どこまで占いできるか聞いてもいいですか」
「構わないよ、まあみんな疑ってかかるのが普通だしね」
なんの質問がいいのだろうか?決めた!
「今まで何作品のゲームを俺がやったか」
流石に、わからないだろう
「そんなことでいいの?453作品18禁のやつが多いいね」
まじか猛者おった!
その後も、色々聞いたがこれ以上プライバシーの侵害をされるのは、俺が潰れるのでやめて、信じることにした、
ここまで知られると、信じざるおえないが
「えるよ、無事日本での平穏な日常に戻ることを、ご武運を!ブレッシング」
ロージェの魔法は、俺に当たり身体が淡く光る
ブレッシングとは、幸運をあげる魔法だろう
「ロージェいつのまに私の魔法覚えたの!」
「シャリターが魔法練習サボってる間だよ」
なんやかんや、言い争いが終わった
「える、シャリターまたおいでよ、じゃぁねー」
ロージェが手を振り、俺も振り返す
「バイバイー」
「人身売買?」
カチカチ
「えるさん、次そうゆうこと言ったら、どうなるかわかりますよね?」
怖い(((゜Д゜;)))ふざけただけなのに
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