表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
届かないはずのチョコレート  作者: キエツ ナゴム
12/12

ある2人の墓参り(最終話)

 6年後。


 2月14日(日)朝。


 あるお墓の前に、2人の男女が訪れた。


「この人が初恋って言ってた人?」

「うん。そうだよ」


 男女は親しげに話しながら、そして少し思いに耽りながら、お墓を掃除し始めた。

 2人でする掃除は効率が良く、瞬く間に掃除をし終えてしまった。

 すると男女は、蝋燭と火をつけた線香を立てると、手を合わせて目を瞑る。

 しばらくすると、また動き出し、最後にお供えを施し、最後に一礼してお墓をあとにした。

 男女が来た道を戻る途中、男性の方は何かが聞こえたように立ち止まって周りを見回したが、女性の方に呼ばれると返事をして女性の後を追うのだった。

 

 2人が去った後のお墓には、

仏花用のカスミソウと、少しお墓には似合わないスイートピー、そして、容器に入った、シフォンケーキ型の砂糖菓子が供えられていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 良い点? 全話ですね! 恋愛? 感動したいなら、黙ってこの作品を読んだ方がいいと、おススメする作品です。 [一言] 最後まで信じたくなかったけど……。 いや、でも今を幸せに過ごせているなら…
2022/02/25 19:35 退会済み
管理
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ