幼なじみにいじられると対抗心が湧く
文章力のない中学生なので至らぬ点あるかと思いますが、「中坊がなんか書いとるわ」というような暖かい目で見ていただけると幸いです。それではどうぞ!
自分で言うのもなんだけど俺はイケメンだ。
今大半の人は「は?」となっただろう。なぜなら自分の顔を自分から「カッコイイ」なんて口にするやつなんて普通じゃないからな。
なぜこんなことを言っているかというと、俺は顔がいいだけだからだ。俺は外見こそいいがそれ以外はてんでダメ。運動音痴、物忘れ、遅刻魔…言い始めたらキリがない…。
はぁぁぁ…、なんか悲しくなってきた…。寝るか……。そんなことを考えながら帰りのチャイムと共に眠りについた……。
「……ん…」「ま……くん」何か呼ばれてる気がする…まだ寝てたいんだが誰だまったく…。その瞬間、
「うわぁ!!?」
「ふふっ、やっと起きました?」なんと耳に息を吹きかけられていた…くっ、効果は抜群だ。
「まさとくん全然起きないから、やっちゃいました♪って、いったぁー!何するんですかこんな可愛い子に!」
「あのなぁ、やっていいこととだめなことがあるだろ…」
「だからって頭叩かなくたっていーじゃん!ぼーりょくはんたーい!」
こいつは俺の唯一の友達、長月結衣。文武両道で人望があり常にクラスの中心として動いている、文字通り模範的な生徒だ。普段は部活でいないはずだが、なぜここに?
「結衣、部活はどうしたんだ?」
「はぁぁぁぁ…」
「…なんでため息?」スッと指をさす。時計?
「あっ」
「もう部活終わったわよ…」手で頭をおさえながら言っている。俺、寝すぎでは?
「よく俺に気づいたな」この教室は最上階だから普通気づかないはずだ。もしかしてGPSでも付けられてるの俺?やだ怖い。
「筆箱忘れてたから取りに教室戻ってきたの。そしたら幸せそうな顔して寝てたから…」はぁぁぁ…とため息を着きながら言った。なんだそういうことだったのか。お前も大概では?みたいな顔して聞いてると、
「まさとくんほどじゃないからね?」と少し睨みながら言われた。はいすみませんでした。
「じゃあ久々に2人で帰るか。」
「そういえば高校生になって初じゃない?私とふたりで帰るの。」
「そうだぞ。もう俺悲しくて悲しくて…グスン」
「じゃあ、これからは一緒に帰る?」
「えっ」蠱惑的な笑みを浮かべながら言われ、少し動揺してしまう。どう返せばいいんだ…?と考えているといつもの雰囲気で微笑み、
「なーんてね♪」と小馬鹿にした感じで言われた。くそっ、ずるいぞこの幼馴染!チョコにしてやる!
そう心の中で文句を言いながら校門をくぐり抜け、他愛もない話をしながら家に帰った……。
最後まで読んでいただきありがとうございます!
連載する予定ではありますが、受験勉強等あるので不定期更新になります(なんなら失踪するかもしれないです)。ご理解の上で楽しんでいただけると嬉しいです!