も、もういいだろ!?
感想・改善点あれば是非お願いします。
誤字報告も出来れば…
投稿は週2.3回かな?って感じで、
15時か21時に投稿します。
楽しんでね。
俺たちは1度それぞれの部屋に案内された。
女神様は1度どこかに行って、その代わり執事さん?的な人が案内してくれた。
「エカトと申します。
以後お見知り置きを。」
歳は20代後半から30代前半かな?
凄い人が良さそうな人だった。
紳士ってこういう人の事言うんだろうな。
性格知らないから適当に思っただけだけどさ。
「皆様はここの通路にある5つの部屋を使うことになります。
それぞれの好きなように使って下さって構いません。
森へ出てしまうと戻って来れなくなる可能性がありますので、外出はお控え下さい。」
…まぁ森だもんな。
元の世界でも森はあぶないって言われたからな〜
異世界の森とか1時間で死にそう。
「廊下の突き当たりを右に曲がって直ぐに少し大きめの部屋がございます。
椅子や机もありますので、皆さんで何かする時はそこを使っていただければよいかと。」
なるほど。
俺たち何かする時って戦闘以外にあんま無さそうだけど。
まぁいいや、無いよりマシか。
「因みに、皆さんの出身国のオチャという飲み物がエリス様の善意で置かれています。
故郷の味が恋しくなれば是非ご利用下さい。」
お、お茶!?
すげぇな女神様!!
毎日行こ。
「では、私はここで失礼します。
何かあればお呼び下さい。
すぐに駆けつけます。」
いやー、すごいな本物の執事さん!
エカトさんだっけ?
カトさんって呼んでいいかな?
今度聞こ。
俺たちは30分ほど自分の部屋で休憩した後、集まることにした。
時計は部屋にあったが、数字の代わりによく分からない文字が書いてあった。
多分この世界の文字だろう。
本人と、本人に許可された人しか部屋に入れないので、セキュリティも硬い。
本当に凄いなここ。
中枢空間って言ってたし、やっぱり重要なとこなんだろうな。
何も持ってきて無かったから、30分暇だった。
何回かベッドで飛び跳ねたのは秘密。
さて、行くか。
「お疲れ様でーす。」
困った時の定型文を言いながら入室。
真ん中に大きな机があり、端っこの方にドリンクバー?みたいなのがあった。
多分ここでお茶を補給できるんだろうな。
「あ、ウノ。お疲れ様。」
「……。」
景山と五十嵐は先にいた。
五十嵐は相変わらず無口だな…。
会釈はしてくれるから別に嫌われてるわけじゃ無さそうだけど。
何となく呼び捨て出来ないんだよなー
「おー、カゲちゃんと五十嵐君か。
早いな2人とも。」
「さっき来たばっかりだよ。
廊下で五十嵐君と会って一緒に来たんだ。
っていうかウノ!!聞いてよ!!
ここのお茶!!
結構色んな種類があったんだ!!
緑茶はもちろん、麦茶やハトムギ茶まで!
まだまだ他にもあったよ!!
凄いねあの女神様!!」
「マジか。
俺結構ハトムギ茶好きだから素直に嬉しいな。」
とりあえず席に着く。
やっぱり結構広いなこの部屋。
それにしても、ハトムギ茶か。
肌にデキモノがある時によく飲んだな。
味が普通に好きだった。
みんなも肌の調子が悪い時に飲めばいいと思うぞ!
アレ?みんなって誰だ?
まぁいいや。
「そういえばウノ…
相変わらず女好きは変わらないね。」
ニヤニヤしながら景山が言ってくる。
いちいち言わなくていいって!
「うっ、まあな。
いやでも、凄い綺麗だったじゃん女神様!!」
「まあ、そうだね。ふふっ
そうそう、その女神様の件で相談なんだけど…」
そのときドアが開く音がした。
振り向いて見てみると冷泉が入ってきていた。
カゲちゃんの話はまた後から聞こう。
「私が最後かな?
あれ?穂村が居ないのか。
あ、ウノ。
貴方鼻伸ばしすぎじゃない?」
笑いを堪えながら言ってきた。
はぁ…
「お前もかよ…
事実だけどさ。
冷泉も男なら分かるよ。」
「いや、貴方はどうみても伸ばしすぎ。
全く、相変わらずだね。」
呆れられた!?
うるさいなぁ全くもう!!
仕方ないだろ?
自然にああなったんだ。
「で、結局何するの?
私何も聞いてないけど。
穂村君が言い始めたんでしょ?」
「そうだな、俺も聞いてない。
カゲと五十嵐君は?」
「僕も何も聞いてないよ。」
五十嵐も顔を横に振った。
「でも、多分アレだよね。
冷泉さんも何となく分かるんじゃない?
転生モノ読んでたんでしょ?」
「うん。
私も何となく違和感はあるけど…
やっぱりそうなのかな?」
え、なんの話してるの?
また俺だけ分からない感じ?
もう良くない?
「ちょいまち!!
え?何に違和感があるんだ?
全っ然分からないんだけど!?」
「ウノじゃ分からないよ。」
「ウノじゃね…」
「お、おい!!
もう置いてかれるのはこりごりなん…」
バン!!!
ドアが開いた音がした。
またかよ!?
話を途中で潰してくるの止めてくれない!?
「失礼。
こんなに大きな音が鳴るとは…
以後気をつける。」
学級委員の穂村龍輝。
頭もいい。
なんだかコイツがいると場の空気が緊張するんだよな。
穂村は椅子に座って早速、話を始めた。
なんかやっぱり様になってるな。
「まずは、遅れた事を謝罪しよう。
すまなかった。
申し訳ないが、直ぐに話を始める。
事は俺たちの未来に関わるからな。
早速質問だ、この中である程度、転移モノ・転生モノを読んだことがある人、手を挙げてくれ。」
ある程度か…
俺は1つしか読んでないからな。
多分この場合、俺は該当者じゃない。
結局挙げたのは俺以外だった。
なぁなんで?
もうイヤだ…
「…そうか。宇野口以外か…
まあいい、協力に感謝する。
次だ、今回集まってもらったのは他でもない。
このためだ。
正直に言って…
あの女神は信用出来ない。」
………………んんん!?
イボが出来た時はマジでハトムギ!!
ビタミンDも取りましょう!!
日光に当たると生成されるらしいよ!!
宇野口君は景山君を気分で
カゲorカゲちゃんと呼びます。