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お、俺だけ!?

感想、改善点、があったら言ってください。

誤字報告もよろしく。

 宇野口視点




「と、とりあえず!!

 あなた方にして頂きたいのは、この()を撃退し、出来ればこの星のエネルギーに加える事、となります!!」



 いや、あの、まだ混乱から復活してないんですけど!?

 助け舟無しかよ!?



 ……よし!!

 俺!!状況整理しろ!!



 これは多分異世界転移だ。

 大鳳(おおとり)がしつこかったから転移モノは少し読んだことはあったが…こんな所で役に立つとは…。



 アレ?

 なんか忘れてる気がする…

 …とりあえず置いとこう、

 まぁ、細かい所とかはよく分からなかったが、



 ここパラレルワールド。

 この星に危険が迫っている。

 神を倒す。

 帰る。



 で合ってるよな…?

 っていうかなんか俺だけ最初からちんぷんかんぷんみたいな感じなんだけど…。



 俺以外のの4人は解ってるのか?

 っていうか他のクラスメイトはどこだよ。




「あなた方にはまず此方から()()()をお送り致します。



 あくまで、このギフトはその人の能力を活性化させるモノですので、戦い方等は訓練やあなた方自身で学んで頂きたいと思っています。」



 訓練!?

 俺まだぬくぬくと育ってきた16歳だぞ!?

 なんで俺らなんだよ…。



「質問していいですか?」




 お、アイツは…




「どうぞ。

 説明は一通り終わりましたので。」





「冷泉ひなたです。

 少し失礼な質問かもしれないのですが…。

 16歳の私達5人が戦うより、女神様が戦う方が手っ取り早いのでは?」




 冷泉ひなた。

 クラス一の美人。

 しかもめちゃ優しい。



 コミュ力も高めだった。

 確か大鳳(おおとり)と転生モノの話もしてたな…



 大鳳…

 冷泉の事好きな事バレバレだったが…

 ……大鳳じゃ無理だな。



「……………はい…それは私も何度も考えました。

 しかし、戦いの最中にこの星で何かしらが起きた場合、管理をできる者がいないのです。

 加えて…恥ずかしながら、勝てる自信がございません。



 此方も、16歳のあなた方に任せるのはとてもとても心苦しいのですが…。

 どうかお願い出来ないでしょうか…?」



 っっっっ!!

 上目遣い頂きましたァァァ!!



「…はい。

 ()は解りました。

 できるだけやってみます。」



 …アレ?

 冷泉はあまり納得してないのか?



「ありがとうございます!!

 やはり、あなた方しかいません!!

 これから厳しい日々になるかもしれませんが、一緒に頑張りましょうね!!」




 あ、話が終わる!

 1つだけ質問しないと!




「女神さま!」




「タツヤさん。

 どうしました?

 なんでもお答えしますよ。」




 えっと〜

 あ、あれだ!




「他の!

 他のクラスメイト達は何処に行ったのですか?」



「…他のクラスメイトですか?

 転移してきたのはあなた方5人だけですよ?」



 マジ!?

 でも、白い光は教室中を包んでたはずなのに…

 俺らだけだったのか…?



「はい。分かりました。

 ありがとうございます…。」



「いえいえ。

 この混乱した状況でクラスメイトの心配が出来るなんて、タツヤさんは優しいのですね。」




 お、お褒めのお言葉頂きましたぁぁぁ!!




「い、いえ!

 それ程でも!

 当然です!!」




「そうですか。

 タツヤさんは素晴らしい人間性をお持ちですね。」




 っっっっ!!

 褒められすぎて恥ずかしぃぃ!!

 会釈しか出来ねぇよこんなの!!




「ふふっ

 では、皆さんにギフトをお渡しします。

 皆さん、()()()()()()()()()と言ってみて下さい。」



 恥ずかしさの余韻を残しながらも、俺達はステータスオープンと唱えた。




「うおっ!」




 俺の目の前に半透明な板が現れた。

 周りの奴は虚空を見つめて静止している。

 多分他の人にはこの板は見えていないのだろう。




 板にはこう書いていた。




 個体名 宇野口龍也

 種族 人間


 特性 異世界人


 魔法適正 雷属性


 スキル 無し


 性格 イイ意味でバカ





 おぉぉい!!

 イイ意味ってなんだよイイ意味って!

 ひでぇなおい!!




  ん?

  右下に何かあるな。

 これは…プレゼントボックス?




「皆さんの前に板が現れたと思います。

 それがあなた方の簡単な能力や個人情報などを表しています。



 右下にプレゼントボックスがありますよね?

 それがギフトです。

 触って頂けたらギフトは開封されます。」

 



 なるほど。

 じゃあタップと…

 ……?

 何か変わったか?



「特性の所を見てください。」




 特性は…これか。




 個体名 宇野口龍也

 種族 人間


 特性 異世界人

  女神の祝福(成長速度の補正)


 魔法適正 雷属性


 スキル 無し


 性格 イイ意味でバカ





 お、()()()()()ってのが追加されてるな。

 美しい女神に祝福されるなんて…

 あ〜俺今結構幸せだわ…




 まぁそれは置いといて。

 成長速度の補正…?




「女神の祝福と書かれていると思います。

 効果は書いてある通り成長速度の補正。



 例えば…普通の人なら1時間かかって1つ技を覚えれるとしましょう。

 しかし、祝福を与えられたあなた方は、1時間あれば3つや4つの技を覚えることがが可能です。」



 なるほど…

 という事は人の3~4倍で成長できる。という事か。

 え!?結構チートじゃね!?


「ただ、その人の成長速度を3~4倍にするので、その人が人より3倍成長が遅いとすると、

 普通の人からしてその人は1~2倍の成長速度となります。

 そこはご了承ください。」



 な、何!?

 ただでさえ勉強について行くのが出来なかった俺だぞ!!

 成長速度なんか…



 …考えるのは止めよう!!

 まだ戦闘の成長が遅いと決まった訳ではない!!

楽に成長出来るスキル…

欲しいなぁ…


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