表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/14

け、剣聖!?

まぁ色々忙しくて次もスパン長くなると思います。

評価とかブックマークとか…色々よろしく!!

 さて、ついにネイコニアに転移する日がやってきた。

 案外早かったな。

 みんな相当訓練にも慣れて動きが最初とは全く違う。

 穂村と五十嵐はなんだか控えめになった。

 最初は新しい魔法をどんどん使ってたのにな。

 新しい魔法を使いすぎると爆散するんだっけ?

 そりゃあ控えめになるか。


「では皆さん。

 この転移魔法陣の上に()()立ってください。」


 エカトさんの案内で中枢空間の中央の部屋に来た。

 ここは、俺たちが最初に転移した時にいた部屋だ。

 俺たちの目の前にはユラユラと紫色に光る魔法陣が1つある。


「皆さん。復習です。

 魔法陣は色によってそのグレードが違いますが、下から順番に言ってみましょう。

 …ではカゲヤマ様。お答え下さい。」


「えっと…

 下から、白、赤、紫です。」


「正解です。

 では、レイゼイ様。それぞれの特徴をお答え下さい。」


「白は一般的に使われる魔法陣。

 赤は上級魔法使いや賢者たちが使い、紫は国で数個です…よね?」


「その通り。

 この魔法陣はこの星の最高神であるエリス様が造られたものですので、紫色になっていますね。

 さて…ウノグチ様。何故順番に入らないといけないのですか?」


 やっぱり俺来るか…

 しかし!!この程度なら言える!


「白や赤の魔法陣に同時に入ると転移後に重なり合ってしまい、死亡する場合があって……

 だから、常日頃からグレードの高い魔法陣に入る時から習慣づけて置く必要があるから!」


 どうだ!


「お見事です。

 皆さんも転移後、ネイコサイアで過ごす時、ぐれぐれも忘れないようにしてください。」


 ふ〜緊張した〜。

 答えれるって分かってても、なんだか怖いんだよな。


「では、早速行きましょうか。

 ()()()()()()()()()


 俺の立っている魔法陣が更に光を増して…

 なんだかこの感じ最初の転移の時と似てるな。

 …大鳳…元気かな。

 次の瞬間、シュンっという音と共に光は視界を埋めつくした。


 光が収まると、俺はRPGの謁見の間に居た。

 …多分謁見の間だ。

 俺のいる場所の前には赤いカーペットがある。

 加えて周りに騎士っぽい人達もいる。

 それに、目の前には、煌びやかで、黒髭たくわえて、王冠被ってる30代ぐらいのおっさんいるし。


 …なんかめっちゃ睨んで来るんですけど。

 まぁ王様だよな?

 コスプレとか言われたら確実に笑う。


「勇者様!

 前進して下さい!

 後続の方と重なり合ってしまいます!」


「あっ!そうだった!

 ありがとうございます!」


 隣に居た騎士さんが忠告してくれなかったら忘れてたな。

 あぶねぇー。

 うわっ!

 この騎士さん凄いイケメンだ!

 お姫様とか助ける感じだ!


 …それは良くて。

 王様がさっきからずっと睨んで来るんですけど。

 どういう事だろうか…

 失礼な事考えたのバレた?


「…お主。

 女神様の事を…どう思っておる。」


 女神様の事?

 何でそんなこと聞くんだ?

 何か試されてる?

 考えるの面倒臭いし、ここは正直に答えよう。


「美人で、優しくて…確かに俺たちを急に呼んだのはどうかと思うけど、それも他人の為、この星の為なんだなって思うと、悪役を買ってでた凄い神様だと思います。」


 完璧だろ!!

 どうだ!!


「…そうか。

 勇者らしい…完璧な答えだ。」


 よし!

 で、それは良かったけど。

 え?

 結局なんだったんだ?


 すると、後ろからまた強い光がして穂村が出てきた。

 穂村は忘れずちゃんと前に出てきた。

 …穂村には質問しないんだな。


 結局、最後のエカトさんが来るまであの質問はされなかった。


 何で俺だけしたのかなぁ?

 まぁいいか。




 ◇◆ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー◆◇






「では、聖王様。勇者様方をよろしくお願いします。」



「うむ。

 必ずや勇者達を女神様の御期待に応えれるように育てましょうぞ。

 我が国には()()もおりますしな。」



 け、剣聖!?かっこいい!!

 剣聖に教えて貰えるのか?



「はい。

 これで不安はございません。

 では、私はこれにて…」


 こうしてエカトさんは帰って行った。

 俺たちは何をするのかな?


「よし、ルラキを呼べ。」


「はっ!」


 ルラキ?

 誰だ?


「勇者方よ。

 ひとまずはこやつだ。」


 扉が勢い良く開かれる。

 少し汚い格好をした身長の高いイケメンが出てきた。

 髪は藍色。

 腰には剣がある。


「お主!!

 またそのような格好で…!!!」


「まぁいいじゃねえか〜

 国のお偉いさんでもねえんだろ?

 なぁ?モス。」


「聖王と呼べ聖王と!!

 はぁ…紹介しよう。こやつが当代の剣聖。

 ルラキ・シャサールだ。」


 苗字持ちだ!

 即ち、この世界では貴族!

 思ったより自由そうな方で…


「おっと忘れていた。

 儂は聖国ネイコサイア第86代目聖王。

 キュドイモス・ネイコサイアだ。

 不服にもそこに居る異端者と幼馴染である。」


「誰が異端者だって?」


 …なんかコント始まったぞ。

 穂村も苦笑いしてるぜ…

 景山がツボってる!?


「こやつは作法は壊滅的だが、剣の腕だけは一流だ。きっと勇者方の力になるだろう。」


「は?

 俺何も聞いてないぞ!!」


「 おっと。手違いがあったようだな。

 ならば今から聖王として命令する。

 勇者方に剣を教えろ。

 魔法もある程度は教えるのだ。」


「待て待て待て待て。

 コイツら噂の転移者だろ!?

 こっちの世界の剣について来れるのか?

 しかも剣聖の剣に!」


 …これ大丈夫かなぁ。

 不安しかない。

 カトさんじゃだめかなぁ…


「問題無かろう。

 勇者方は少なくとも女神様の加護を受けておる。

 女神様の加護があればついて行けないはずがない。」


 急に剣聖の雰囲気が落ち着いた。

 ()()と言う言葉に反応した?


「女神の加護、か…

 ……そういう事かモス!!

 しかし…」


「だから聖王と…!!

 …もう良い。

 そういう事だ。

 予定通り事は進んでおる。

 頼むぞ。」


「あぁ…。

 最善を尽くそう…。」


 急に聞き分けが良くなったな。

 どういう事かさっぱり分からない…

 そのうち分かるかな?


「よし、小僧ども!

 この剣聖ルラキがこれからビシバシお前らをシゴいてやる!

 覚悟しとけよ!!」



 えぇ……。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 不安しかないネイコサイアでの生活が始まった。

 この時から運命の歯車は回り始めたんだ。

 この時違う国ならば…!!

 もう過去の話か…

 もう少し私の話を続けよう…。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

本当に忙しいんです…。

ゆっくりやっていくよ!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ