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お、俺は?

宇野口君の視点が今回はありません。

感想・改善点・誤字報告お願いします。

気が向けばブックマークも…

 景山視点





「冷泉さん!!

 もう気分は大丈夫なの?」




「…うん。

 全然大丈夫!!

 訓練はどんな感じ?」




「私から説明させていただきます。」




 エカトさんが代わりに説明してくれた。

 ウノの喜劇はまた夕食の時に話そう。




「なるほど。

 私と景山と五十嵐君は、魔法で工夫して戦う訓練をするんですね。」




「はい。

 例えば…景山様なら、腕の周りに岩を纏わせて殴る威力を大きくする。または相手の足元に石を作り出して戦いにくくするなどです。



 宇野口様や穂村様と違い、少し頭を使いながらの近接戦闘となりすね。

 なるべく魔法で遠距離から戦って欲しいのですが、実際の戦闘となると、難しいモノがあります。



 魔法使いは肉弾戦が弱い。

 これは大抵の場合当てはまりますので、狙ってくる輩も多いのです。

 皆様にはこの弱点を克服していただきます。」



 確かにそうかも。

 なかなか無いと思うけど、いつの間にか接近されてる事もあるかもしれないし、近接戦闘にも慣れておかないとね。



「では、まずは幾つか使ってみて慣れましょう。

 リストに魔法は書かれておりますのでそちらを参照していただければ。



 私は皆様のサポートに…」




「ぐへぇぇぇぇ!!」




 ウノが横を吹っ飛んでいき、盛大に木にぶつかった。




「…皆様のサポート、特に治療を行います。

 何かあれば仰ってください。」




 そう言い残してエカトさんはウノの治療に向かった。

 先程からウノと穂村君の戦いは一方的だ。



 ウノの方が速いけど、力は圧倒的に穂村君の方が上だ。

 それに、穂村君は冷静に状況を判断しながら戦ってる。

 一方でウノは少しづつ冷静さが少しづつ無くなって、攻撃が直線的になってきた。



 せっかく速いのに勿体ないな。

 思考加速にウノが慣れてないのもあるかも。

 穂村君は…昨日のうちに練習したのかな?



 …やっぱり穂村君も魔法が当てずっぽうで発見出来ることに気づいたんだ。



 さて、僕も練習するか。

 えっと〜

 これからしよう。



()()





 両腕が肘から下ぐらいまで、トゲトゲした岩に包まれた。

 魔力量を調節すれば、肘から上も包めそう。

 最終的には体全体を覆う感じにできるのかな?



 まぁ今は腕だけで充分。

 後は…ここら辺の木を殴ってみようかな。



()()()()



 よし、ちゃんと魔法の重ねがけもできた。

 穂村君やウノの強化魔法よりの下位互換みたいな魔法だけど、無いよりはマシだし。



 よし、じゃあ早速…



 大きく振りかぶって殴ってみる。

 あんまり殴った事ないけど、なんだか様になってる気がする。

 身体強化のおかげかな?



 ドゴッ



 うわぁ…

 拳って漫画以外でもめり込むんだね…

 これなら肉弾戦でもいい戦いができそう!

 この調子で他のもやってみよう!!







 ◆◇ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー◇◆


 エカト視点



「すみませんエカトさん…

 もう何度目か…」



「いえいえ、問題ありませんよ。

 冷静に判断すればウノグチ様も十分戦えるはずです。

 分からない時は私か他の方々に聞きましょう。

 教える方も教えられる方にも良い事ですからね。」



「はい。

 ありがとうございます。」



 この短時間で4回目ですか…

 恐ろしい精神力ですね…



『エカト。報告を。』



 エリス様。

 では、報告させていただきます。



 …エリス様の言う通り、異世界人と言うのはこの世界で非常に大きな力を持つようです。



 やはり、我々より()()()()()()()というのは、成長速度にも差が出てくるということかと。




 ()()()()()によって成長速度は2〜3倍のはずですが…

 それを踏まえても成長が早すぎます。



 ウノグチ様の魔力量は最初からずば抜けていましたが、魔力門をすぐ発見できるなど、才能も持っている様子ですし、期待が大きいですね。



 ホムラ様はウノグチ様を嫌っておいでなのかもしれません。

 初回から実際ウノグチ様と実戦をするとは思っていませんでした。

 どうせするので止めませんでしたが、やり過ぎるようなら、1度注意するつもりです。



 カゲヤマ様の魔力量もなかなかのものです。

 魔法への適正もあるようですので、ウノグチ様と並ぶ大きな戦力になるかと。

 性格は温厚的です。



 レイゼイ様は精神的な面に問題があるかもしれません。

 転移時にある程度、精神的な補正もかけたはずですが、元々相当繊細だったと思われます。

 性格的なモノなのか、魔法のコントロールに関しても非常に繊細で、緻密です。



 イガラシ様は基本無口ですが、行動や数少ない会話から、最も警戒心が強いと思われます。

 魔法のレパートリーが5人の中で最も多いですね。

 結界魔法も覚えたようですので、監視も難しくなってくるかと。



 以上で5人の報告とさせていただきます。




『わかったわ。

 また何かあれば報告しなさい。

 2週間ほどしたら他の大陸に送り出すわよ。』




 承りました。

 2週間ほどあれば十分基本は習得できます。

 大陸に送り出した後はどう致しますか?



『監視は一応付けておくけど、バレそうならやめるつもり。

 どうせ何をしたとしてもまだ脅威にはならないわ。』




 承りました。

 例の勇者の件ですが…



『そっちは私が受け持つわ。

 今代の勇者は歴代でも有数の力を持ってるし。

 その5人と組ませるのもアリかも。

 まぁ何にせよ大丈夫よ。』



 万が一、危険分子が現れた場合はどう致しますか?

 排除するとしても、今の状況ではリスクを伴います。



『そうね。

 今は放置しておくわ。

 何もしなければ()()問題ないでしょう。

 …じゃあ私は例の術式組み立てる作業に戻るから。』



 承りました。

 では、また後ほど。



 ………




 通信は切れたようですね。

 さて…ウノグチ様の治療に向かいますか。




さて、少しずつ設定を反映でき始めました。

ウノの不屈の精神…

忙しいのでなんだかんだ週一投稿になってます。


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