ね、眠すぎる!!
ども。
K‐keLと申します。
気軽に見てね。
現在、この俺、宇野口龍也は危機を迎えている。
原因…それはっっっ!
ーー圧倒的眠気っ!! 眠すぎるのだっ!!
さすが社会の授業…しかも歴史…。
あの先生の催眠術は我が校トップクラスの実力だと言われている…
そこに延々と歴史の出来事、歴史の偉人…
俺はあの人を催眠術の歴史の偉人に入れてもいいと思う。
そうすればそんな偉い人には抗えないって言い訳できるしね。
実際もう半分近くが夢の世界へゴートゥーHEAVENしており…
俺も餌食に……くっ!!
だが俺は眠る訳にはいかないっ!
この授業、今寝たら俺のクラスワースト2位の成績がワースト1位に!!
俺の前に3つ、右に1つ離れた席にいるあのビリビリ山田が寝るまでは少なくともっっ!!
テスト成績ビリ、そして驚かしたら何故か感電したように体が震えるからビリビリなのにっ!!
ここで寝たらビリの山田とビリの宇野口ペアに!
笑えない、本当に笑えない!!!
またあの鬼みたいなオカンにぃぃぃひぃぃぃ
なんだ今の悪寒は!!!
おかんだけにな!
いや…ごめんなさい………
ホントゴメンて………………………
まぁそれは置い…と………いて………………zzz
は!!危ない!!こうなれば、我が秘策を使うしかなさそうだ………
サッと周りを確認、自然に、注目されないように、
今すぐ先輩と昨日帰りに買ったお菓子を…
バレないよう繊細かつ大胆に……
なっ!!!弾切れだと……!
午前中に使いすぎたか……
シャーペンで手を刺して眠気を覚ますか!
……………いや、やめよう………
怖いからではない。
シャーペンの芯に含まれる鉛は身体に有害と言うことを思い出しただけだ。
刺す時に芯を出さなければいいって?
でもな、芯の粉が先端に付着してたら刺した時体に鉛が…
拭けって?
拭くものが今お菓子の包装紙ぐらいしか…
っていうか包装紙じゃ拭けねえよ。
怖いわけではない!!
ないったらない!!
…………………っ!!
まずい!!何…か………
俺の眠気を覚ます……何かが………起こら…ない……と……
くっ!!………
虫が出るとか…………誰かが叫ぶとか…………
虫はヤダな…………
だって俺…………虫は…に……………が……………………て…………………………
ざわざわ………
zzzz ………………… ん?クラスが騒がしいな……
………………!?!?
やっべ! 寝てた!!
まぁいいか、誰も気づいてないし…
気づいてないよな……?
……っっっっ!?!?
床が白く光ってるぅぅぅ!!!
だが、これは眠気を覚ますチャンスだ!
そうだ!そうに違いない!!
多分……きっと……そうだよな……?
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俺の人生はここから狂い始めた。
なんとなくだが、この世界での経験ををここに綴っていこうと思う。
これを読む者の力になれば幸いだ。
この世界でどうにか生き残ってくれ。
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???「これでいいかしらね。
ちょっとエネルギー勿体ないけど…。
まぁこれも未来のため!!
私にふさわしい!!
私の輝かしい!!
未来のためよ!!!」
その美しさに似合わない異様な笑い声は、真っ白な空間で異様にいつまでも響いていた。
シャーペン刺さったら痛いよね…。