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雪と妖  作者: 佐々木彰哉
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満月の夜に出会う




それは私が19歳を迎えた日、嫁ぎ先を三度追い出され…ついには家からも追い出されてしまった。

私の様なお荷物の厄介者は一条院家には必要ないと父に言わてしまった。


二人の姉は嫁ぎ先で上手くやっている様で私とは大違いだ…。ただ話す事が苦手なだけ、無理矢理の婚姻でも私は彼を愛していた。それなのに…


三度目の嫁ぎ先の方は人当たりも良くこんな私にも優しく、分け隔てなく察してくれるその様に私は心を奪われてしまった。それなのに、どうして。




泣きそうな顔を上げ光り輝く満月を見上げる。

涙が溢れない様に上を向きながらふらふらと歩き続ける。その目の前には真っ黒に染まる山、無数の妖達が住うと恐れられている山に私は誘われる様に入っていってしまった。





これが私の運命を大きく変えることになるなんて、思いもよらなかった。

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