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ぐだぐだッ☆  作者: 猫背
9/21

第9話:忍び寄る影…。

更新遅くなって申し訳ないです…。

忙しくてPCに触れる機会が少なかったので遅れました。。

それからホームルームがあり、1時間目が始まって、4時間目まで難なく進んだ。


キンコーンカンコーン―――。


やっと4時間目が終わった。

そして、今日の午後は改修工事を行うみたいで、今から放課後となる。


「は、腹……、違った…。お腹減った…。」


そろそろ、言葉本気で気をつけないとな…。


「よく、できまし――――。」


隣の席の美羽が最後まで言う前に、たくさんのクラスメートが我先にと、集まってくる。どうやら俺に話しかけるのを、放課後まで我慢していたようだ。


「どこからの帰国子女なんですか?」


「彼氏とかいるの!?」


「これからよろしく!」


「詠人の行方は!?」


「付き合ってください!?」


おいおい…、変な質問まで混じってる…。

と、とりあえず、適当に返すか…。


「イギリスからの帰国子女です。彼氏は残念ながら…、いません…。よろしくお願いします。兄の行方は…ちょっと…。ご、ごめんなさい、お友達からお願いします…。」


律儀に全部返す俺って…。


「スリーサイズは!?」


「もしかして英語ペラペラ!?」


「イギリスってどんなトコだった!?」


「俺と結婚してください!」


質問攻めが続く。

さっき、全部返答したのが悪かったな…。

そんなときだ。

楓が近づいてくる。


「皆さん、千尋さんが質問攻めで困ってますので、今日はこの辺にしときましょうか。」


そう言うと集まっていたクラスメートは解散していった。

さすがクラス委員長…。


「まさかッ、ここまで人気だとはッ!」


隣で美羽が驚いている。


「……えい……、千尋…大丈夫………?」


「な、なんとか……。でも…、これが続いたらたぶんボロが出るかも…。」


「私たちがフォローしますので、頑張ってください。」


楓は頼りになるな…。


「うん…、わかった。ありがとう!」


「話中悪いけど、お腹減ったぁ………。」


それに比べて美羽は…。

まぁ、仕方ないな……。


「じゃあ、ご飯でも食べに行こうか……?」


そう、俺は切り出した。


「……賛成………。」


「いいですわね。」


「はやくッ、はやくッ!」


満場一致で、その後ご飯を食べにいった。





駅前のファミレスでご飯を食べて、ぐだぐだ話していたら夕方になっていた。


「もう夕方か…。早いな…。」


「楽しかったら時間が過ぎるのも早く感じるもんねッ?」


「まぁ、そうだな…。」


他愛もない会話をしながら、みんなで帰りだす。

そして、


「じゃあ、詠人様、私達はこっちなのでまた明日会いましょう。」


「……ばいばい…。…詠人………。」


「おう、明日な!」


「バイバイッ!楓ちゃん、凛ちゃん!」


そう言い、楓と凛とは別れた。

そして、美羽と再び家の方向に歩き出す。

きれいな夕日が射している。

自分の影もくっきり映って――――。


「あれ……?」


俺の影、今動いてなかったか……?


「どうしたの?」


美羽がそう聞いてくる。

再び自分の影に目を落としてみる。

しかし、何ともなかった。


「い、いや、何でもない。」


「変な詠人…?今日も色々大変だったし、疲れてるのッ?」


「あ、あぁ…。たぶんな……。」


そう話していると、自分の家まで着いた。


「詠人ッ、じゃあ明日ねッ!何か用あったら呼んでッ!」


「了解ー。また明日なっ!」


そして、美羽と別れて家に入る。


ガチャッ。


「今日も疲れたな……。お風呂入ってすぐ寝るかぁ…。」


そう思い、すぐお風呂に入って自分のベッドに転がる。


「やっぱりベッド最高……。」


そう言いながらゴロゴロしていると、すぐに眠りに落ちた。





コツコツコツ―――。


「う…ん………?」


なぜか夜中に目が覚めた。

時計を見てみると、午前2時をまわっている。

そして、物音がすることに気づく。


コツコツコツ―――。


「…?何の音だ……?」


コツコツコツコツ―――。


「階段…?」


階段からその音は聞こえてくる。


「階段を誰かが上がってる…?……っ!?」


急いで脇に置いてあったバッドを手に持つ。


コツコツ―――コツ……。


その音は俺の部屋の前で止まった。

そして、ドアノブがまわる。


ガチャッ。


「っ!?」


驚いた。

俺の部屋に入ってきたのは得体の知れない黒い影だった。

背丈は2メートルはあるだろうか…。

それに大きな手をしている。

とにかくやばいオーラが漂っている。

俺の直感が危険だと感じているのが分かる。


「…………。」


気づいたら俺は無言で窓の方に後退りしていた。

それをゆっくりと追ってくる影…。


「これでも喰らえッ!」


俺はその辺にあった重い辞書などを、手当たり次第にその影に投げつける。

俺が投げた物はその影に当たった…。

はずだったが、全部その影をすり抜けていく。


「マジかよ……。」


俺が驚いている間にも、その影は近づいてきた。

そして、俺とその影の距離は、1メートルもないくらいになった。


「くっそ…。」


そう言いながら、手に持っているバッドでその影を殴る。

が、やはりすり抜ける。

そして、その影は大きな手で俺に触れようとしてきた。


「や、やばいっ!」


そう思ったときに、俺の体が光る。

緑色の光が俺の部屋を照らす。

眩しい光は、10秒くらい光り続けていた。


「な、なんなんだよ…。一体…。」


眩しくて目を開けられなかったが、光が収まったので目を開く。

すると、俺の目の前には半透明の緑の壁ができていた。

俺と黒い影との間にあり、遮断してくれている。


黒い影は、再び俺に触れようとしているが、その壁が邪魔で俺に触れることはできない。


「た、助かったのか…?」


そう思っていたが、その壁が遮断しているだけで、依然と黒い影はそこにいる。


「どうしよう…。」


その時だ。

次回は12月中旬にUPする予定です。(遅くなったり早くなる場合があります。)

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