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ぐだぐだッ☆  作者: 猫背
10/21

第10話:みすてりあす。

更新遅くなってすみません。

12月に入った途端、色々忙しくてPCに触る機会が激減しまして……orz


そして、その時だ。


―――ドシュッ―――


鈍い音がした。


「な、なんだ!?」


奇妙な音を聞き、驚きの言葉を口に出したときには、真っ直ぐな白い線を描くような閃光が、その影を貫いていた。

一瞬の出来事でよく見えなかったが、かなり遠くの方から、飛んできたように見えた。

そして、その白い閃光が貫いた黒い影の方に目を移す。


「ぐおぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛………。」


そう叫びながら、その影が崩れ落ち始めた。

明らかに苦しんでいる…。


「俺が色々やったときには、カスリ傷さえつかなかったのに…、なんで…。」


驚きを隠せない。


「ぅ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛……、………。」


驚いている間にも黒い影は苦しそうに叫んでいた。

しかし、しばらくするとピタリと動きを止めた。



そして、消えていった…。



「一体…何だったんだ…。」


何かに攻撃された…?

さらに、その攻撃で黒い影は消滅した……。


「不可思議な現象の連続…。やっぱり、俺の魔力に関係があるのか……。そして、蘇芳さんが言っていた、俺を狙う人たちに関係が…。」


そう思いながら、さきほどの出来事を振り返る。

白い閃光は窓を貫通してきたが、窓ガラスは割れたりしなかった。

そして、その黒い影だけを貫いた…。


「………。誰かが助けてくれた……のか…?」


そう思っていると、俺の前に展開されていた半透明の緑の壁も消えていった。


「今消えた壁も一体なんなんだ……。あー、もうっ、分からないことだらけだっ…!蘇芳さんはいつ来るんだろ―――。」



―――ピンポーン、ピンポーン―――



全部言葉を発する前に、チャイムが鳴り響いた。


「…?誰だろう…?もしかしてっ…!?」


急いで階段を降りる。

そして玄関に着く。



―――ガチャッ―――



ドアを開く。


「どなた様ですか…?」


目の前にいたのは美羽だった。


「詠人ッ!!」


切羽詰った顔で俺の名を呼んでくる。


「な、なにっ!?」 


「詠人の家から、大きな音したけど大丈夫ッ!?」


さっきの争いの音が、隣の美羽の家まで聞こえていたらしい。

心配して見に来てくれたみたいだ。


「だ、大丈夫っ!何でもないよっ!」


さっきあった出来事を話しても、話が通じないと思い誤魔化す。


「ホ、ホントにッ!?」


「大丈夫だってっ!心配…な…い……っ………?」


あれ?

目の前が真っ白に……。


「詠人ッ、大丈夫ッ!?」


「…………。」


「詠人ッ!?えい――――。」


美羽が何か叫んでいたが、俺の意識は遠のいていった。




















一方、


―――詠人の家から数キロ先にあるビルの屋上―――


「…………。………ターゲットの…安全……確保……。………任務完了………。…帰還します…。」





続く!

次はクリスマス前にUPする予定です。

(予定より早くなったり遅くなる場合があります。)

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