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8/8

翌日、そして

 男子高校生が生まれて初めての彼女ができた次の日の朝、その心境は如何なるものだろうか。

 喜びのあまり浮かれ切っているだろうか。

 それとも、昨日の出来事に現実感が持てず夢見心地の状態に陥っているのか。


 個人差はあるだろう。でも、きっと昨日と今日で世界がまるで違う様な気がするこの感覚は共通のことではないだろうか。


 俺もそれを味わっているところだ。

 世界が変わりすぎてベッドから出る気がしない。

 出たくない。学校に行きたくない。


「……やらかした」


 思い出すのはもちろん昨日の放課後の出来事だ。

 うん、色々と酷い。

 告白の文句もそうだけど、何で俺まで自分の性癖語ってんの。

 半分くらい本気でパンツも要求してるし、なんで半分いけると思ったんだ。記念ってなんの記念だよ。


 俺は頭から布団を被り悶えに悶えていた。

 振り返って自分でも不思議なくらいハイになっていた姿というのは思い出すだけで恥ずかしい。


 ぶっ倒れて意識を失うくらい体調が悪かったのだ。そのせいでたぶん頭も少し変になっていたのだと思う。

 あの時は決して素面ではなかった。そう思わなければ生きていけない。

 第一、あんなことがあったのに今日学校でまともに歌見の顔を見れる自信がない。


 あれから、気を失ってそれほど時間を置かずに俺は目を覚ました。起きた時には保健室のベッドの上だったけれど。

 目覚めたものの本調子からは程遠く、しばらくベッドの上でぼうっとしていると担任が顔を出した。頭の中がぼんやりしていた俺は何があったのが説明を求めると、担任は気を失った後の出来事を話してくれた。


 放課後、職員室で仕事をしていると少し前に日誌を届けて来た歌見が慌てた様子で担任の元に駆け込んできたそうだ。

 彼女の説明によると、教室に戻って俺の落とし物(・・・・)を探すのを手伝っていたら、急に気を失ってしまったということらしい。


 最初は何の話だと首を傾げていたが、流石に歌見も第三者にありのまま話すはずがなく、俺たち二人が長いこと放課後の教室に留まっていても違和感のない事情をでっち上げたのだと気づき話を合わせておいた。

 喋っているうちにボロが出ても不味いと、言葉少なく返答をしていたら、まだあまり具合が良くないと思った担任に家まで送ってもらえることになった。実際のところ気怠くて体調が回復していないのは確かだったのでありがたかった。


 そして、一晩ぐっすり寝たらすっかり元気になってた。

 無駄に頑丈なこの身体が今は恨めしい。


 仮病を使って休むのは無理だ。

 これだけ調子が良いと、昨日は心配してくれていた家族も笑顔で学校へと蹴りだしてくれるだろう。うちはそういうズルには厳しい。


 はあ、けど、学校に行きたくない。

 昨日のことが全部夢だったらいいのに。

 いや、本当に夢だったのかもしれない。

 普通に考えたら、机の中に女の子のパンツが入ってるとかあるはずないもの。


「着信? 朝から誰だよ……」


 ネガティブになり朝の活力を全力で逃避に注いでいた思考を、軽快な電子音が現実へと引き戻す。

 面倒に思いながらも画面に表示された送り主の名前に目を通し――――布団を蹴り飛ばして飛び起きた。


「歌見からっ」


 送られてきた文章は長文で、昨日のことでの謝罪や俺の体調を心配する言葉がつらつらと並んでいた。

 こんなメッセージが彼女から送られてくるあたり、昨日の出来事は現実だったのだと改めて実感する。


『色々とありましたが、今日改めてお話しする時間をいただけないでしょうか?』


 ひたすらこちらを気にかけてばかりの文章の中にそんな一文を見つけてしまっては、俺に学校を休むという選択肢が取れるはずもなかった。




   ◇




 やはりというか、変化はあった。

 学校は、普通だ。

 下駄箱に誰かの下着が入っているなんて新たなハプニングもなく、いつも通りの何ら変わりない風景が過ぎ去っていく。

 登校中にクラスメイトらと挨拶を交え、朝練に励む姿に心の中で声援を送り、教室に向かう途中で会った担任に体の具合を聞かれ、友人たちと馬鹿話で盛り上がっているうちに授業が始まった。


 それでもやっぱり違うのは歌見の反応だ。

 昨日までなら登校して顔を合わせれば挨拶混じりに声を掛けられたりしたが、今日は目が合うとすぐに逸らされ以降も接触はなかった。

 こちらを見ようとしない歌見の頬がいつもより赤くなっていたので嫌われてはないと思う。


 照れ臭くて、なまじ気持ちが通じ合っただけに距離感が分からなくなったのだと思う。

 俺もそうだから。


 でもちょっと寂しい。

 彼氏彼女の関係になったはずなのに、逆に昨日よりも距離が遠くなってしまった。


 悶々とした気持ちを抱えたまま時間が過ぎるのを待った。

 授業は居眠りもせず、きちんと黒板の内容も板書したけれど、ほとんど頭に入ってこなかった。

 教師の話を聞き流しているうちに、午前中の授業が終わる。


 約束の時間だ。

 今日は早弁して準備は整えてある。

 友人らに捕まる前にとっとと教室を抜け出し、指定された場所へと向かう。


「……よし、誰もいないな」


 やって来たのは屋上へと続く扉の前の踊り場だ。屋上は普通に鍵がかかっていて出ることは出来ない。

 人気のない場所の定番といえば定番だが、それ故にここは学校でも密会するにはメジャースポットで、たまにカップルがいちゃついてることがある。


 ちなみに、先客がいる場合は気づいたらすぐ静かに立ち去るのが暗黙のルールだ。

 なので場所を押さえておけば誰でも問題なく使える。

 五分ほど経つと、下から誰かが昇って来る足音が響いてくる。手摺に上から覗き込むと、手はず通り時間をずらしてやってきた歌見だった。


「……おっす」


「……お待たせ」


 ギクシャクとした空気が流れる。居心地が悪いというわけではないけれど、彼女が近くにいるというだけで落ち着かない。心が浮足立つ。

 壁にもたれ掛かるようにして並んで座る。程なくして、歌見が口を開いた。


「……体の具合はどう?」


「凄く良いな。風邪みたいだったけど、一晩寝たら治った」


「そっか。よかったぁ」


 ほっと胸を撫で下ろす歌見。かなり心配させてしまったようだ。

 目の前で倒れたのだし気になるのは当たり前か。


「心配かけたみたいだな。午後の水泳の授業に出られるくらい元気になったから、安心してくれ」


「無理しないでね?」


 隣に座った歌見が下から覗きこむようにこちらを見上げる。この角度の上目遣いは反則だと思う。

 だが、今日こそは歌見の水着姿を拝むと心に決めているのだ。

 血反吐を吐こうとも授業には出る所存である。


「それでね……えっと、昨日のことなんだけど……」


「……悪い、どれのことだ?」


「…………私たち、恋人同士ってことで、いいん、だよね?」


 歌見はわかりやすいくらい顔を紅潮させている。

 たぶん俺も耳まで真っ赤になってると思う。


「ああ、うん……」


「本当に今でも私でいいのかなって思うけど」


「言ったじゃん。俺は歌見が好きなんだ。歌見が良いんだ。何回言わせる気だよ」


「……ありがとう」


 歌見は恥ずかしそうにしてるけど、こっちだってこんなこと何回も言うの恥ずかしいんだからな。


「それと、何回でも言ってほしいかなぁ、なんて」


「……また今度な。今日は店仕舞いです」


「えぇ……」


 あんまり可愛いこと言わないでほしい。人気のないところに二人きりだってことわかってんのかな、この子。

 そこ、残念そうな顔しない。


「……俺は歌見の彼氏になったわけだけど、それで?」


「それを確認したかったのと、あと……」


「と?」


「今度の日曜日、一緒にどこか遊びに行きたいんだけど」


「歌見さん」


「はい?」


「君って変なところで行動力あるよね……」


 先に言われた。初デートは俺から誘おうと思ってたのに……っ。

 告白したのも歌見が先だったし、もっと言えば自分のパンツを好きな相手の机の中に入れるなんてことも彼女はしでかした。

 見た目に反してアクティブ過ぎやしないだろうか。


「嫌だった?」


「嫌ではないけど、男として思うところがあるというか」


「気にすることないと思うけどなぁ。それで放課後にどこか寄って一緒に計画を立てようと思うの」


「いいけど、学校にいるうちから話さないのか?」


「学校で話してると、からかってくる人とかいそうだし……」


「いるなぁ。囃し立ててくる奴。絶対」


 俺の周りには特に。彼女ができたと知ったら間違いなく鬱陶しいことになる。


「じゃあ、付き合ってることは周りには秘密ということで」


「うん」


 意見が一致したところで、一端時刻を確認する。予鈴が鳴るまでそれ程余裕があるわけではないがまだ時間はある。


「そうなると、あんまり大っぴらにはいちゃつけないのか」


「みんなの前でそういうことするのはちょっと恥ずかしいし……」


 一部がうざくなることを除けば、俺は周りの目は気にしないけれど、歌見はそういった視線にさらされるのは苦手そうだ。


「じゃあ、人目がなかったら?」


 この踊り場には俺と歌見しかいない。

 そっと隣の彼女の手を握ると華奢な肩がびくりと跳ねる。照れて顔を益々赤くする歌見は堪らなく可愛い。


 時間はまだ大丈夫。

 付き合うことになったのだ、好きな女の子との触れたいと思うのは当然だろう。

 がっつき過ぎとか思われるのは嫌だけど、ハグくらいなら許されるはずだ。

 抱き寄せようとゆっくりと彼女の体へと手を伸ばす。


 しかし、触れる直前でガッと掴まれる。結構な力だ。


「え?」


「……ちょっと待ってね。これ以上は私、死ぬかもしれない」


「死ぬ……?」


「心臓が持つ気がしないの! 手を握るだけでも精一杯だからっ!」


 嘘だろおい。

 けど、歌見のいっぱいいっぱいの様子を見ていると、冗談でも何でもないらしい。


「これ以上って……ハグとかは?」


「そんなことされたら死にます」


 今でも心臓が爆発しそうなんだという。


「え、でもパンツを仕込んだりこっそり体操服嗅いだりするよりはハードル低いと思うんだけど?」


「それとこれとは話が別っていうか、本人が目の前にいるのといないのとじゃ全然違うしいる方が私にはハードルが高い……って昨日のあれ聞こえてたの!?」


「バッチリ聞こえてたけど、そのことで嫌いになったりしないから今は置いておこう」


 そう、いま重要なのは歌見的にどこまで許されるのかだ。


「正直に言うと、俺はできればいちゃいちゃしたいのですが、どこまでセーフ?」


「が、学校とか人の多い場所なら今まで通りで……」


「それはまあ、その通りだな……じゃあ、知り合いのいないところなら?」


 これを聞いておかないと日曜日のデートでどこまでのことが許されるかラインがわからない。


「て、手をつなぐところまでなら……」


「二人きりの時は?」


「……手をつなぐところまでで」


「一緒じゃん」


 申告された許容範囲は予想よりもなんかあれだった。手しかつなげないって生殺す気だろうか。


「……あのね、草津君のことが嫌いなわけじゃなくて、私にはまだ早いっていうか、ゆっくりとしか慣れていけそうになくて…………」


「ああ、うん、わかったから。俺も急ぎ過ぎだったかも」


 歌見と恋人になって浮かれていたのだろう。情欲が暴走しかけていた気がする。

 本能のままがっついて歌見に嫌われたりしたら嫌だしなぁ。

 それに無理させるよりも、歌見が望むとおりにゆっくりと仲を進展させていくのもそれはそれで悪くないと思う。

 自分の中でそう折り合いをつけている一方で、申し訳なさそうにした歌見がぼそぼそと弁明を続けていた。


「全然、嫌なんかじゃないんだけど、むしろ好き過ぎて無理と言いますか」


「……やっぱり抱きしめていい?」


「だから死んじゃうってばっ」


 それは君が可愛すぎるのが悪い。

 そんなやり取りをしていると予鈴が鳴る。時間が経つのが速い。


「あ、もう戻らないと」


「そうだな」


 立ち上がってズボンを叩く。俺と歌見が付き合い始めたことは周りに伏せることに決まったので、ここに来た時と同様に教室に戻るタイミングはずらした方がいいだろう。

 歌見も同じことを考えていたに違いない。


「えっ?」


 だから、一度離した手を俺がまた取って歩き始めると、声を出して驚いていた。


「み、みんなには内緒にするんじゃ……?」


「誰も見てないところなら手をつなぐのは良いんだろ? だから階段を降りるとこまでだよ」


「う、うん」


 しおらしく頷くと、今度は抵抗することなく手を握ったまま少し後ろを付いてくる。

 これでも俺には物足りないくらいだけど、可愛い彼女のためだ妥協しよう。


 小さな声で「三次元がヤバい……」などと言っているのを聞いていたら、彼女が拗らせた理由を何となく察してしまった。

 そういえば、歌見が他の男子と仲良くしているところを見たことがない。普通に会話はしていても事務的だった気がする。

 スキンシップに対して免疫が少ないのはそのせいだろうか。


 仲良くなって歌見のことを多少は知っているつもりだったけれど、知らなかったこと気づかなかったことが歌見にはたくさんあった。

 地味で大人しい、優しくて温厚な女の子。オタク趣味を隠した話の合う子。それが俺の好きになった歌見という女子生徒だった。


 だけど、自分の欲望に真っすぐだったり、趣味が高じて拗らせたところがあったりとそれまでの印象がガラリと変わってしまうところを持っていた。

 それを知っても変わらずに、どころか前にも増して彼女のことが好きだった

 自分でも手遅れだと思うくらいの重傷だ。


 これ以上のことを求めていたくせに、つないだ手から彼女の体温や柔らかさを感じるだけで、頭が茹で上がり心臓は破裂しそうだ。


 俺たちにハグはまだ早い、歌見の言う通りだな。


 それでも手を離したいとは思わなかった。

 少しでも長くこうしていたい。

 一段一段、ゆっくりと時間をかけて降りていった。




   ◇




 俺がそれを手に取った時、感じたのは喜びではなかった。

 不信と疑問。

 混乱と不安。

 焦燥と緊張。

 どれもがかけ離れた感情だった。

 誰がこんなことをしたのか、犯人に対して憤りさえ感じていた。


 けれど、俺は現金なもので。

 自分がやったのだと彼女が自白すると、それまで犯人へぶつけるつもりだった黒い感情はするりとどこかに行ってしまった。

 これが彼女以外の人物であったのなら、俺はきっと怒り狂い思いつく限りの罵詈雑言を浴びせかけたのではないだろうか。


 彼女にそうしなかったのは、偏に俺にとって彼女が特別だったからだ。


 何でも許してしまえるだろうし。

 何でも受け入れてしまえるだろうし。

 彼女のことであれば何でも好ましく思えてしまう。


 そうは思えてもやはり、俺も人間なので全部が全部というわけではない。

 彼女のしたことに思うところがないわけではないのだ。


 まあ、それも今では消えてなくなったが。

 心が洗われたというのだろうか。


 歌見のスク水姿を見たらそんなの吹っ飛んだ。


 大変不思議なことに、歌見の水着姿を見るのは初めてではなかったけれど、今日は一段と魅力的だった。

 好みを言わせてもらえるなら、メリハリのあるお姉さんの方が俺は好きだったし、秘蔵のコレクションもそういう内容が多い。

 歌見の小柄でスレンダーな体形とは真逆のはずなのだが、フィルターでもかかったかのように、彼女が世界で一番可愛く見えた。

 正直見惚れていた。そんで教師に心配された。やはり体調が悪いのか、と。


「眼福じゃった……」


 他の女子も同じ格好だったけど目に入りすらしなかった。

 だって俺の彼女が一番可愛いし。


 そんな頭の中にピンク色のお花畑が湧いていた俺の目の前に、見覚えのある三角形の物体がぽんっと無造作に置かれる。


 パンツだ。男子用のパンツ。白いブリーフだ。


「更衣室に落ちてたんだけど、秋葉のか?」


 落とし物の確認らしい。発見主である大地が尋ねて来る。

 もちろん俺のではない。首を横に振る。俺はボクサーパンツ派だ。

 というか、


「こんなもん他人の机に置くんじゃねぇ!」


「あぶしっ」


 高速で馬鹿の顔面に投げつけてやった。

 女子のパンツなら持ち主によってその価値は変動する。

 だけど、男のパンツは問答無用でただの汚物だ。


 あのパンツは特別な人のものだったから価値があったのだ。

 歌見のでなければ人のパンツの扱いなんてこんなものである。

 畜生、幸せな気分を台無しにしやがって。


 怒るとわかってやった馬鹿を追い払うと、男子たちに遅れて着替え終わった女子たちが教室に戻って来る。

 その中に、女友達と話ながら教室に入って来る歌見を見つける。


 水着姿の彼女もよかったが、しっとりと濡れた髪の女の子というのになぜこうも魅力を感じるのだろうか。

 自然と目で追っていると、席に座る直前に目が合う。一瞬、照れたように微笑んだかと思うと、すぐに前を向いてしまう。


 担任がやってきてHRが始まる。

 これが終われば、歌見とどこかに寄って初デートの計画を立てることになっている。

 あれ、これって放課後デートと言うやつじゃないか?

 これが初デートになるのでは?


 ……まあ、細かいことはいいか。


 さっきのことで思い出したが、結局歌見に回収されてしまったあのパンツ。

 最初は疎ましく感じたが、あれがきっかけで歌見と付き合うことになったのだから感慨深いものがある。

 いや、でもあれは偶然でも何でもなく歌見が仕込んだものだったし、蓋を開けてみれば両想いだったのだから付き合うのは時間の問題だったのではないだろうか?

 そうなると、社会的に死ぬかと思う様な目にあったり、ストレスで体調を悪化させたのだから……うん、これについてはもう忘れることにしよう。


 時間が経ってこの時のことを思い出したなら、そんなこともあったなと笑っているかもしれない。

 その時、隣居て共に思い出し一緒に笑っているのが彼女であったらいいと思う。

 始まりはパンツだった、なんておかしな風に語り始めるのだ。


 その後どんな思い出が続くのかわからない。

 HRが終わり、一足先に待ち合わせの場所へと向かう。

 続きはこれから始まるのだ。


 だから、始まりは終わり。

 これから続くのは別の話。

 俺が女の子のパンツを手にした時の話は、ここまでにしよう。




お読みいただきありがとうございました。

これにて完結です。

ここまでお付き合いいただいた読者様に感謝を。

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