希望は
今日も元気に頑張ろう。
英語が苦手なんですよね。
もっと勉強せねば
じゃあ、小説なんて書くなよって話ですけどね。
ブックマークとか、プレビューの数とか見ると元気が出ます。
見てくださっている方、ありがとうございます!
「痛い なんで、俺がこんな・・・」
ボソボソと呟く少年。
その姿からはこの時代を乗っ取ろうとする覇気は感じられない。
少年は無実である可能性が高い。
そもそも、あの文献に書いてあったことは曖昧で、少年が何の目的で来たかは定かではないのだ。
殺してしまうのはあまりに残虐だし、過去の文明の技術を持っている可能性がある。
どうにか彼を逃がすことはできないだろうか。
・・・ダメだ。
もし仮に脱出しても、彼が一人で生きていけるとは思えん。
男は少年の左腕を見る。
だらりと垂れ下がり、最早くっつくとも思えない左腕。
変にくっついても激痛が走るだろう。
顔も、左目が潰され、顔半分が醜く、腫れ上がっている。
奴隷や、死刑囚はこのように扱われることがあるとは聞いていたが・・・
・・・恐らく、女の子の方は更にひどいだろう。
俺は、神は信じていないが・・・
もしいるなら、助けてやってはくれないだろうか?
男はただ静かに祈るのだった。
むせ返るような汗の匂い。
臭い。
身体に走る痛み。
「え?」
裸の男が周りにいる。
「なによ・・?え?」
ズグッ
「ひっ?」
下半身に走る痛み。
パン パン パン パン
パン パン パン パン
「い、嫌よ ひっ。嘘よ。
やめ、やめてよ!」
男が顔を見る。
「や、やめなさいって言ってるで」
「うるせぇ!」
ゴッ
鈍い音がなり、顔が陥没するかのような痛みが走る。
「うっ」
「黙ってろ!」
立っていた男が腹に足を乗せる。
裸体に乗せられた足は冷たく、ザラザラとしていた。
「黙ってろ」
男が足に体重を乗せる。
体から強制的に空気が抜けていく。
「や、やめ」
「黙れ」
「フゥッ⁉︎」
男が足に更に力を込める
『い、息が・・』
「で、出る」
ドク、ドク、ドク
「ひっ。嘘・・・何か出て」
「黙れ!」
「うっ」
男が凛を殴る。
「どうせ、明日死ぬんだ。
壊れても構わないってよ
こいつなにやったんだろうな」
男が凛の足を掴む。
「いやっ」
「黙れ!」
男が更に顔を殴る。
「うっ」
「逆らうな!」
ゴッ
更に拳が振るわれる。
そして、新たな男が自らのものを挿入した。
「ひっ」
凛は、ただ小さな悲鳴をあげる。
身体は激痛が走り、血と男達の体液の匂いが酷く鼻腔を刺した。
「俺たち全員を相手にしてもらうからな」
いひひっ。
男達が笑う。
先程から凛を殴る男は凛をいたぶるごとに高揚し、更に身体を痛めつけた。
全身を貫く痛み。
殴られるたびに凛の身体から抵抗する気力が失せていった。
更に数人の男を相手にする。
同意もなく、全身のいたるところが、男達に貪られた。
『ああ』
凛の目から一筋の涙が溢れる。
『もう、なにも考えたくない』
パン パン パン パン
『お父さん お母さん 秀忠くん・・・・』
男達の行為は明け方まで続いたのだった。
「罪人を世の御前に!」
秀忠、凛がボロ雑巾のように放られる。
手と足に枷が付いているが、最早抵抗の色・・・というよりも人間としての思考を放棄しているように見える。
「罪状を」
「はっ。」
この国では場外の闘技場で処刑は行われる、
様々な罪人や、奴隷が処刑されるが、これは庶民にとって1つの娯楽なのだ。
「この2名は、我が国、そして全世界を脅かす大罪を犯そうとした。
よって、彼らを処刑し、我が国の平和を守るものとする」
「では、男の方から。
やれ!」
わーーー
闘技場が熱気で包まれる。
処刑人である男が斧を構えた。
『もう、ダメだ。』
男の手は振り下ろされた。
ヒュッ
迫る斧
高まる会場の熱気。
これまでの思い出が、頭の中に浮かんでは消え、浮かんでは消えていく。
『・・・お父さん お母さん さようなら』
ズグッ