三日坊主のぼく。
短編3作目!
連載も新しいの書き始めました!
読んでね^o^
有限会社ホタテ
僕は三日坊主だ。
何をやっても長続きしない。
そんな自分を変えたくて毎日日記をつけ始めた。
○月×日 晴れ
今日は近所のさーくんとバスケットをしました。
たのしかったです。
こんな感じの
取り留めもない事をかいている。
○月×日 雨
今日は雨だった。外に遊びに行けず
家の中でゲームをしてました。
雨の日は嫌いだった。雨だと外に遊びに行けない。
暇だ暇だ暇だ!
ピンポン!
玄関のチャイムが鳴る。
「あぁ、リナちゃん」
下で母さんの声がする。
玄関には近所の友達のリナが来ていた。
「今日はお母さんとお父さんは
何してるの?」
「…」リナは黙ったままうつむいている。
「よぉリナ何しに来たんだ?」
僕はリナに聞いた。
「あ…遊びに来たの。」
詰まった声でリナが言う。
僕は雨で暇だった。
「おぅ! 遊ぼっか!」
リナの手を引き自分の部屋に行こうとしたその時、
「痛い!」
リナは叫んだ。
「どうしたのリナちゃん?」
母が心配そうな声で聞く。
「な…なんでもないです。
大丈夫です」
リナはそう言うと今度は逆に僕の手を引き
僕の部屋に入っていった。
部屋に入ってリナとゲームをして遊んでいたが、
なぜさっき手を引いた時にあんな大声を出したのか
わからなかった。
「なんでさっきあんなに痛がったんだ?」
俺は不思議でならなかった。
「な…なんでもない」
リナはまたうつむいた。
リナがうつむく時は大体嘘をついている。
「なぁお前嘘ついてるだろ。
友達だろ? 何があったんだよ? 言ってみろ。」
そう僕が言うとリナはボロボロ泣きだした。
「お父さんとお母さんが…
私のことなぐるの…」
リナは虐待を受けていた。
リナが服の袖を上げると
腕には無数のあざができていて、
酷いことになっていた。
「なんだよこれ…」
酷い酷すぎる。
「だから僕の家に来たんだね」
「うん…」
リナは昨日の晩から家に帰ってないらしい。
「僕の母さんに言ってやめさせようか?」
「だめ! この前も学校の先生に相談したの。
そしたら、次誰かにいったら今の倍殴るって」
酷い親だ。
先生に警告されても尚虐待をしているようだ。
「じゃあ一緒に逃げようか?
一人じゃ寂しいだろ。」
幼い日のおれはバカでそのくらいの事しか
思いつかなかった。
リナは泣き崩れた。
よほど辛い思いをしたんだろう。
その日の夜リナと僕は家を抜け出した。
辛い日もあった。
雨水をすすり、ゴミから残飯を拾って食べ、
公園で寝泊まりした。
リナと僕との間には愛にも近い絆ができていた。
その家出はなんと15日も続いた。
が、最終的には警察に補導された。
警察になんで家出したか聞かれた僕は
もう我慢できなかった。
「リナごめん。三日坊主の僕がここまで耐えたんだ。言うね」
僕はリナに謝りを入れた。
「うん。ありがとう」
リナはそっと呟いた。
僕はリナの親の事を全て警察に話した。
後日、警察はリナの父と母を虐待の容疑で逮捕した。
ー 二十年後 ー
○月×日 晴れ
リナと僕は結婚した。
リナのそばにいる事は、三日坊主の僕でも
辞めることはないだろう。
end。
書き終わっておもった。
これなんかちょっと
「ぼくだけがいないま…
やめとこ笑