〜メリーさんの誕生〜
なんか私の場合は迸りで書くことが多いです。今回もメリーさんに触発されて、書きました。んでは、どぞどぞ〜
君達は[メリーさん]というのご存知だろうか?
そう。あの電話がかかってきて………(ry
というものだ。私もネットで見かけた時は怖かった。しかし、[メリーさん]というキーワードを探っているうちにそれがデマだということに私は気付いてしまった。デマに気付かずに[メリーさん]を怖がっているのはそこらじゅうにいる。
さらに知っているか?
空想上のものは多人数の人が想うと実体化してしまうというのを……………
「うっ………ううん」
私は目を覚ました。周りは真っ白な空間で[そこ]に私は倒れていたらしい。
「ここは…………?」
ようやく、起き出してきた頭を使って、今の状況を把握しようとする。しかし、何もない。とりあえず、動かなきゃと思い、歩こうとした瞬間、声がした。
「私、メリーさん。今、あなたの後ろにいるの♪」
ビクっとして、私は驚いて声がした方向を向いた。そこには私と同じくらいの歳で黒いワンピースを着た長い金髪の女の子がいた。
「あはは♪あなたの真似をしてみたの?どうだった?似てる?」
「えっ?私の真似?後ろにいるの。っていうのが?私の真似なの?」
「………!あー、そうだよね。起きたばっかだもんね。」
言っている意味がよくわからない私は首をかしげて、問いかける。
「ここはどこなの?私はメリーさんっていうの?」
「うん、そうだね。あなたはメリーさんだよ。ここはなんていうのかな、本来産まれるべき者ではない者が来る………所かな。」
意味はよくわからなかったが、自分の名前すらわからなかった私にとって、[メリーさん]っていう名前があったことに喜びを隠せなかった。
「そうなんだ!私はメリーさんって名前なんだ!ありがとう!」
「ハハハハハッ!ああ、うん。どういたしまして。今からあなたはリアルに行かなきゃいけない。」
「リアル?」
「そう、リアル。最初は…………まぁ、私が決めていいよね。」
そう言って、その子は1枚の写真を見せてきた。
「こいつ。こいつのとこ行って、後ろ向いたら○○して。」
「う、うん。わかった。とりあえず、この人のとこ行って後ろ向くかどーかを見ればいいのね?」
「そうだね。じゃ、あっちに扉に入ればリアルに行ける。せいぜい頑張ってよね。」
「う、うん。いろいろとありがと。あなたはなんていう名前なの?」
半分、扉の向こう側に入りかけながら、聞いた。
「私?私はね………」
その瞬間、ぱぁっと光に包まれた。気が付くと、私は神田駅という所にいた。左手には携帯を持っていた。私はあの写真を見た。そしたら写真の裏には電話番号が書かれてた…………………。
と、まあ1話こんな感じです。次話投稿は不定期なので、気長に待ってください。それではまたまた〜