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間違い
なんだこの痛み。
動機まで
不整脈ってやつか?
そんなことを考え
弁当をたいらげていた。
あきらはほのみ萌と打ち解けながら
楽しそうに話をしている。
どうやら二人とも
あきらに好印象を
もっているようだ。
ん?なんで苛ついてんだ?俺
萌『聖也?どうしたの?』
聖也『え?…あ、いや。』
萌『???』
俺が不自然なことに
気づいたのか、萌が
きょとんとしている。
そこにあきらが
あきら『おい聖也!お前はもっと
なんか喋るべきだぞ!俺ばっかり喋って
あほみたいじゃんか!』
聖也『なにいってんだ。お前もともと
あほじゃねーか。』
クスクスと二人が笑っている。
俺もつい笑ってしまった。