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本当の自分  作者: 聖也
5/6

出会い







それからは毎日が楽しかった。



いつも騒いでた仲間とは

あまり一緒にいることも

なくなり、あきらと

遊んでばかりになった。




そして、

ある日の昼休み突然あきらが

珍しいことを言った。





あきら「聖也!たまには教室で

弁当食おうぜ!」






俺達はいつも昼になると

裏庭で弁当をたべていた。

俺があまりクラスに

なじめないからだ。






聖也「やだよ。みんないい子ちゃん

ばっかだから俺あのクラス

いけ好かないし…」




あきら「いいじゃん!新しい友達を

作るっていうのもいいことだぜ!」




俺はしぶしぶ教室で

弁当を食べることになった。






まさかそこで出会うなんて

思いもしなかったんだ。






俺とあきらは

自分達の机をくっつけて

弁当を食べていた。



周りを見渡すと

他のやつらもそんな感じだった。



まあそんなことは

どうでもいい。

とっとと弁当食って

退散してぇ…



そんなことを

思いながらもくもくと

弁当をたいらげていた。







するとそこに…

2人の女がびくびくしながら

歩いてきたんだ…





???「あきら…弁当食べ終わった?」




あきら「んー?いや、

今から食うとこ!どーした?」




???「一緒に食べない?山本君も…」




あきら「俺らと?あ、あぁ俺は

全然いいけど、聖也は?」




聖也「別にいいけど…」




あきら「お前冷たい言い方すんなよー。

ごめんな!こいつ無愛想だけど悪気は

ねーから許してやって!!」




聖也「お前がふざけすぎなんだよ!」




あきら「なんだとー!このやろー!!」





聖也「はははっ。騒がしい奴!」






と、あきらとふざけあい俺らは

2人の存在を忘れていた。




2人がどうすればいいのか

戸惑っているとあきらが

それに気づいて





あきら「あ、やべ…

ごめん萌!ほのみ!弁当くおーぜ!」



そしてようやく

4人で机が囲まれた。




俺は話にあまり参加しなかった。



時々あきらが話を俺に

ふるときもあったが俺は

適当に返事をしてばかりだった。



3人の話を横でよく聞いていると

なんとなく2人の女があきらに

いだいている印象が

好印象だということがわかった。




あきらは話上手で

おもしろいからな。

結構モテるし。




そんなことを考えていたら

1人の女が俺に話しかけてきたんだ



???「山本君…ごめんね?

迷惑だったでしょ?」



…誰だ?わからん…

てか、こんな女クラスにいたか?




こげ茶色の髪に身長低めの

かわいらしい女。




聖也「いや、平気。てか悪いけど

あんた誰?名前…」



???「あ、そっか…えっと、

川崎萌。萌って呼んで。」




聖也「ん…俺聖也でいいよ。」



萌「わかった。よろしくね聖也。」



聖也「よろしく」




いてえ…



なんだ?心臓いてえ…





俺はまだこの痛みが

恋なんてわからなかったんだ。












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