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原作では破滅の悪役令嬢〜でも色々違います?(再編集版)  作者: Masa(文章力あげたい)
本編

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原作世界 理想の信者 ーーことね視点

 明日は学校の入学式。 制服姿の私は鏡の前に立っていた。


 悪霊が話しかけてくる。 ーー正確には、さらにそれを操っているナニカが。


 『川端ことね。 いよいよ明日だ! 混沌の始まりだ……』

 「……はい。 承知しました」


 あの日から、すべて変わってしまった。 私に取り憑いてるコイツのせい?


 ーーいいえ、違うわ。 すべて私が自分の意思で決めたことよ!


 湊もすっかり、暗くなってしまった。 どうして昔みたいに、怒ってくれないの? そっか、湊は私のことが嫌いになったんだね。


 「始まるわ、私の戦いが。 ⋯⋯そう、すべては私の理想の為に!」


 理想学園入学式。 私は新入生の代表として演説する。 ふと、前を見ると、私の方を見て笑い出す先輩達。 面白い冗談だと思っているのかしら?  ーーこの人達にはわからせないとーー

 

 『ハハハ⋯⋯いいだろう! 力を貸してやろう』

 「私による支配。 逆らう者は全員退学! もちろん先生方も対象です。 ⋯⋯そう貴方達はみんな私の駒になってもらいます!」


 この悪霊の力は特別だ、言霊が洗脳のように伝わる。 私を馬鹿にしていた人達は、体が言うことを聞かずに、恐怖で顔が強張ってる。


 その様子に爽快感を覚えたのだった。 でも、私は心の中で何かを求めていた。


 ーー誰かに叱って欲しい。 私を止めて欲しい。 そんな存在を求めていた。


 校長先生は、私が送り込んだ操り人形。 逆らう教師はいない。


 唯一、逆らう候補である今川先生は、私が少し彼女の子供のことを脅してやると、一瞥すらしないで学校を去っていった。


 体育大会を中止にすれば、咎められると思ったが、反対意見は出なかった。

 

 ーーその他、私の邪魔をする生徒たちは消した。 全て憂さ晴らしだ。


 倉石瑞稀は、私に脅されたショックで引き篭もりになった。


 榊原結衣は、適当に仕事を投げつけて、学校に来れない様にした。


 田中幸子は、適当にあしらったら泣き出して、学校を去って行った。

 

 柳田健太? アイツは問題外。 周りの同級生たちは辞めたわ!


 立川竜也と新田善子は、イチャイチャしてて目障りだったから、転校させたわ!


 黒田幕斗の息子と娘? ーーそんな、奴もいたかしら? あいにく、モブのことなんていちいち覚えてないのよ。


 どいつもこいつも、私の求める展開にはならなかった。 そのまま私は、生徒会長に任命された。 就任挨拶で私は、全校生徒の前でこう宣言した。


 「改めまして、こんにちは。 この度、生徒会長に就任した川端ことねです。 さて、貴方達に理解してもらいたいことがあるの⋯⋯今日から貴方達は私の理想のための駒になるのよ」


 ーー頭を傾げているわね。 私は頭の悪い生徒たちに告げた。


 「貴方達の自由、人権、休日は今からなくなるわ。 貴方達はただの生きる屍になるのよ? 私のために動けるなんて、なんて幸せなことでしょう」


 ーーふふ、生徒たちの顔が苦痛に歪んでいるわ!


  『いいぞ! 川端ことね!』

  「さて、誓いの証として、跪いてもらいましょ⋯⋯さあ、早く!」


 私は悪霊の力を使い生徒たちを跪かせた。 生徒達はこの状況は訳も分からないだろう。 私は、この快感に酔いしれていた。


 そして、深夜の部屋の鏡の前で悪霊と会話をする。

 

 「ついに、叶ったわ! 私の理想が⋯⋯」

 『よくやった、川端ことね、さすが、私の優秀な駒だ』

 「はい、私はやり遂げました⋯⋯ですがまだこれからです。もう暫くお待ち下さいませ」

 『いいぞ! ハハハハ!』


 もう少しで私の願いは叶う。 だから、待ってね湊。

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