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世界が滅びかけたので竜は旅に出る  作者: 火川蓮
第四章

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chapter29 ドラゴンの食料事情

※複数視点です

side:ヴァリアス


私は、この不思議な洞窟を観察していた。

ゴブリンたちを殲滅すると、ドロップアイテムが地面に散らばり――やがて、吸い込まれるように地中へ沈んでいく。


その光景を見て、私は“この場所”が何なのか、おおよその見当をつけていた。

だが――まだ確定させるには、根拠が足りない。

そう考えていると、今度はアンデッドが現れた。


ゾンビやスケルトンが、鈍重な動きでこちらへと迫ってくる。

子竜たちがブレスを放ち、次々と打ち砕く。

だが――砕かれたはずのアンデッドは、骨や肉片を引き寄せ、再び立ち上がった。


「……アンデッドだし、そうなるよな」


私は光魔法の一つ、《ライトボール》を放つ。

光の球に撃ち抜かれたゾンビとスケルトンは、そのまま動きを止め、完全に沈黙した。


しばらくすると――今度は、ホーンラビットが姿を現した。

跳ね回るその姿を見て、私は即座に《ファイアボール》を放つ。

焼き尽くされた個体から、角と肉がドロップした。

――よし。


「肉だ」


私は思わず声を漏らし、子竜たちに指示を出す。


「狩っていいよ。あれは食べられる」


子竜たちは嬉しそうに鳴き、ホーンラビットへと飛びかかっていった。


■ ■ ■


side:???


ぼくは――侵入者を観察していた。

ゴブリン、アンデッド、ホーンラビットと、出現させるモンスターを変えてみたが、

どうやらホーンラビットへの食いつきが一番よかったようだ。


出現した瞬間にファイアボールが放たれ、数十匹が一気に殲滅される。

そして――ドロップアイテムへと変わり、角と肉が地面に落ちた。


肉だとわかるや否や、侵入者は駆け寄り、食らいついていた。

……相当、腹が減っていたのかな?


ドラゴンの胃袋がどれほどのものかは知らないが、

あの程度では満足しないだろう。

そう考え、頃合いを見てホーンラビットの出現を止め、

次はブルートボアを召喚する。


このブルートボアは、少し前にこの迷宮へ迷い込んだ個体を討伐し、吸収したものだ。

レッドボアよりも遥かに大きく、討伐にはかなりの犠牲を払った。


当時は、ゴブリンの上位種たちを多数失いながらも、

迷宮というアドバンテージを活かして、なんとか仕留めたのだった。


ちなみに、ブルートボアの体長は六メートルを超える巨大なイノシシだ。

肉は非常に柔らかく、実に美味かった。

レッドボアの肉も美味しいんだけど、ブルートボアには及ばない。


そんなことを思っているうちに、

ブルートボアは討伐され、子竜たちと少女の餌食となっていた。

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