chapter2 不思議な石
スマッシュボアを食べ終えた。
だが、食べている途中で――どうしても噛み砕けない紫色の固形物が出てきた。
これは……なんだ?
じっと見つめると、微かに“魔力”を感じる。不思議な石――。ただの石ではなさそうだが、今の私にはわからない。
魔物の体内にあったものだから、きっと“魔石”というやつだろう。
――まあいい。父上に聞けば、わかるはずだ。
それよりも、まだ食べ足りない。
私は、次の獲物を探すことにした。
しばらく歩き回ると、赤い体毛をもつイノシシを見つけた。……レッドボアというやつだろうか?
スマッシュボアから取り出した牙と魔石を抱えたまま、私は息を潜める。
幸い、レッドボアはまだこちらに気付いていない。
魔力を口へと集め、先ほどと同じように構える。
「――ファイアボール!」
放った炎弾が直撃し、レッドボアは瞬く間に丸焼きとなって絶命した。
「……ふぅ、これで二匹目だな」
私は、その肉に迷いなく牙を立てるのだった。
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