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世界が滅びかけたので竜は旅に出る  作者: 火川蓮
第二章

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19/35

Quiet talk 死霊の操り人

※番外編です

※???視点

ほう——珍しい存在だ。

あの幼さで光魔法の解呪ディスペルを使えるとはな。

周囲の者たちはおどおどしているが、あの者だけはまったく怖じ気づかない。幼女のようにも見えるが、近くに竜たちがいるところを見るに、人間とは違うのかもしれない。

アンデッドを解呪して無効化するとは……噂に聞いていた四千年前の“召喚者”の業績が、まさかここで再現されるとは思わなんだ。


「!? 数百体のアンデッドの群れを一度に消滅させた――だと?」


……仕方ない。やるとしよう。

せっかく瘴気が満ちた森に竜の群れが現れることを突き止め、やつらを我がものにしようと思っていたのだが、これでは計画が狂う。


「★○▲*☆◇△」


私は低く詠唱を紡ぎ、儀式魔法を起動させる。足りぬ魔力は周囲の瘴気から引き寄せて補うのだ。


「出でよ! 我が最強の従僕しもべたちよ!」


私は命じ、闇より二体の死霊竜を呼び出した。

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