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悪役令嬢ものの主人公、、彼女の専属執事だった  作者: 兵郎桜花


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第62話ツーナロシゲノンはミトリアの家へ

 シゲノンは出かけることにした。

「どこいくんだい」


  ツーナロが問う。

「ミトリア嬢のところだよ。兄上もくるだろう?」


「う、うん・・・」

 ツーナロは頷いた。


「でも、なんで君がミトリアさんに会いにいくの?」

 彼女の家に向かう馬車の中でツーナロはシゲノンに問う。


「いやなに、彼女がああいう人物と知った以上もっと知りたくなっただけだよ」


「取らないでよ。一応僕の婚約者なんだからね」

 ツーナロはむうと頬を膨らませた。


「あくまで一応だよ。君のような臆病者が彼女を婚約者のままにできると思わないけどね」

 シゲノンはやや見下したように言う。


「うるさいよ。会ったばかりの君がなにいってるんだ」

 ツーナロはますますいらいらする。


(弟のくせに生意気じゃないかな)

 とさえ思うようになった。


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