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第61話パーティー後のカザーグシゲノン兄弟
パーティーも終わり翌日の王城、ツーナロはやはりシゲノンの前で溜息をついた。
「はあ・・・」
「つっ、はあ・・・」
今度はシゲノンが舌打ちしたあと大きな溜息をついた。
「な、なんだよ」
ツーナロはたじろぐ。
(別に今日は悪いことしてないぞ)
「なんですかその悪いことしてないみたいな顔は」
「なんでわかるんだよ・・・」
ツーナロは図星にさらにたじろぐ。
「ふふっ、案外兄上もだいぶわかりやすくなりましたね」
シゲノンは思わず笑う。
「え、僕そんなわかりづらい?」
ツーナロは自分が他人にどうみられるか分かっていない。
「辛気臭い雰囲気がちょっと減ったくらいですよ。基本的にはなにも変わっていません」
「ちぇー」
ツーナロは口を尖らせる。
(でも、前よりシゲノンと話しやすくなった気がする)
ツーナロはやや前向きになった。




