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第44話ではこの探検をやめますか
「ほお?ではこの探検をやめますか?」
カザーグはニヤニヤとからかうように腕を組んでミトリアに言う。
「はーーーーーー?!誰がやめるもんですか!!」
ミトリアは憤慨した。
「うちのお嬢様はそんなやわじゃありませんよ」
シンはうんうんと頷く。
「そうよ、舐められては心外よ。わたくしはこの程度じゃ屈しませんわ」
ミトリアは指を振ってふふと高貴に微笑む。
「ほう、これは心強い」
(先ほどは随分と臆病かと思ったがそうでもないか・・・)
カザーグはその度胸に関心する。
「ていうか、こうでもないと領主の令嬢なんてやってられないもの」
ミトリアは扇を広げて肯定した。
「なるほど、いえてます」
カザーグはしたりと頷く。
(しかし。次はなにが来るんだ?さっきが手裏剣だから槍か、タライか?)
シンは次なる罠を予想する。




