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27話服買ったので見せびらかす

 帰りの馬車でミトリアは買ってもらった服を大層大事に抱えていた。

「むふー」


 時折見つめては自慢げにシンを見つめる。

「ふふっ」


 シンも思わず笑ってしまう。

(わざわざここにきた甲斐あったな。変わった趣味してるけど)


☆☆


「ふっふっふ、どうよこれ」

 帰宅後ミトリアはその衣装を着用するとシンたちに自慢げな顔で見せた。


「なんじゃ、その庶民がムリしておしゃれしたみたいな服は」

 ティファンはバカにしたようにいう。


「あんたを呼んだのが間違いだったわよ」

 ミトリアはがっかりする。


「いえ、とてもお似合いだと思いますよ」

 サキは素直に褒める。


「そういうのを待ってたのよ」

「いやお嬢様はなに着てもかわいいですよ」

 シンは真面目な声でぼそっと言った。


「そ、そう・・・?」

 ミトリアは予想外の返答に頬を赤らめる。


「やめじゃやめ!これじゃあファッションチェックじゃなくてのろけ大会ぜよ!」

 ミトリアは呆れてしまう。


「べ、別にのろけてなんかないし!」

 ミトリアはむきになった。


「ふふふ、いいじゃないですかそれで」

 サキは微笑ましく二人をみる。


 シンはそんなつもりではなかったので肩をすくめた。


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