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２４話ミトリア、店で服えらぶ
ミトリアたちは服を買いにきていた。
「ようこそミトリア様、イーチェ・マケテリア垂涎のお品をみてってくださいませ」
親同士の紹介がおわると紫髪の少女が自己紹介する。
その後ろにはハンガーに釣るされた多数のドレスがあった。
ドキドキ、イーチェの胸が高鳴る。
（ミトリア様ってどんなドレスえらぶのかしら・・・）
「うーん・・・」
ミトリアはうなる。
豪奢な服が数々並ぶ。しかし家にあるようなものばかりだ。
「どうですお嬢様？」
シンも不安になり尋ねる。
（面白くないわね・・・）
その顔が険しくなった。
「どう、でしょうか・・・」
イーチェも思わず不安になって声をかける。
「なんか、違うわねえ・・・」
本人の口からそれが漏れてしまう。
「はっ・・・」
（なんてこと、このままじゃミトリア様が絶望してしまう！！）
焦ったイーチェは急いで彼女に似合いそうな、好みそうな服を探した。
