表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
22/28

22話呉服屋の親子

という話を貴族や王族御用達の呉服屋マケテリア家の主人、彼自身も当然複数の呉服屋を束ねる大貴族の一人はライカント家からの手紙で知ると娘のイーチェに伝えた。


「まあ!なんと素晴らしいことなんです?!」

 ミトリアと同い年の彼女はピョンと飛び跳ねて喜ぶ。


「いやでも、どんな服が気に入るかわからないし困ったよ・・・」

 主人は頭が痛くなった。

 商売において客の好みがわからないほど困ったこちはない。


「ならせめて子供用の服を用意すればいいじゃないですの?」


「それもそうか。サイズはちゃんと手紙にかいてあるしな」


「ふふ、乙女の服の好みならお任せくださいまし」

 イーチェは得意げになる。


「すまんな。服には詳しいつもりだが小さい子供の好みはちょっとな・・・」

 主人は苦笑いした。


「呉服屋なのに情けないですのね・・・」

 イーチェはちょっとあきれる。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ