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20話子供たるおんしにわしを従わせる資格があるぜよ?
「おうおう、今日も騒がしいのう」
そこへティファンが現れ驚く。
「そこのあなた!あなたもこのミトリアに従いなさい!」
ミトリアは扇をかかげて迫った。
「なんぜよ急に。はっはーん・・・」
ティファンは驚くがすぐなんのことか気づきにやりと笑う。
「むしろ従うのはおんしのほうぜよ!」
ティファンはあろうことかばさっと扇をかざし返した。
「はあ?!どういう了見よ!?」
ミトリアは言い返されると思わず喧嘩腰になる。
「子供たるおんしにわしを従わせる資格があるぜよ?」
ティファンは挑発的な笑みをみせた。
「ぐ・・・、今はね。でもいずれはそれだけの力を得てみせるわ」
ミトリアは悔しがったのちに落ち着いて言う。
「ほう、面白いお嬢さんじゃのう」
ティファンは思わず関心する。




