『ダメージ無類の、心情作法』・・・『詩の群れ』から
『ダメージ無類の、心情作法』・・・『詩の群れ』から
㈠
奇跡的なことなど、或る小説に見ることで、奇跡があるかないかは、判断出来るだろう。
そうだろう、それは、自己を拡散する点で、まさに、ダメージ無類の、だろう、だろうだ。
㈡
海底を泳ぐ魚群も、時折、光線を伴って、我々の様に、懸命に生きているんだ。
それは、ダンスにも似た、積み上げのダメージ無類の、だろう、だろうだ。
㈢
俺もお前も、捉われているんだよ、つまりは、自己が自己で在り続ければ、それ程幸福なことはないんだ。
え?
㈣
そうだろ、俺たちは、生きる為に、ダメージを軽減しているじゃないか、心情を守る為の、防衛本能さ。
そしてまた、ダメージ無類の、心情作法は、永久に不滅です、何だろ、だろうだ。