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2年間(まとめ)

 もうすぐ2年目の春が終わる。


 この2年間、いろんな事があった。


 とにかく周りが人間ではない多種属の人たちの学校は大変だった。

人間の常識が通じない。


 元々、この学校に入る気はなかった。

周りから勧められたからと言う受動的な動機だ。


 それでもこの学校には入れて良かったと思う。

一般的な学校でもある程度の種族の人たちに会う。

でも、ここは違う。

私以外の人間がいないのだ。

本当に濃密な時間だと思う。


 ここではいろいろな人に会った。

どれも良い思い出だ。


 まずは生徒会の人たち。

会長のあやちゃんと副会長のしろちゃん。

会長は風神で副会長は氷魔。

2人は見かけるといつも喧嘩をしている。

しかし、仲が悪い訳じゃない(と思う)。

お互い切磋琢磨しているといった感じだ。


 そして、忘れてはならない会計の天使、ももちゃん。

彼女は表に出る性格ではないと自覚しているのだそう。

裏で操るのが得意だとも言っていた。

決して悪い意味ではないのだが会長と副会長は彼女に恐れおののいています。

(能力的な)力は生徒の中では学園最強との噂。

是非、この目で見てみたいです。

(私は人間なので対戦することは無理です)


 続いては私が所属している賢人会候補のみんな。

賢人会とは将来の幹部候補の中でいわゆる学術部門をになう組織。

トップレベルの頭脳が集まる組織らしい。

能力がダメでも学力で幹部になれる良い見本です。

そこに私が選ばれるなんて光栄です。


 ちなみに幹部のみなさんが去年の春休みに私に特別授業をしましたが今年も健在です。

今年はさらに難しい内容の授業でした。


 話を戻します。

それでは賢人会候補のみなさんを紹介します。

まずはアンデッドのきくちゃん。

私より1つ年上です。

彼女は非常に勉強家で学園の図書館は全て読み尽くしたのだそう。

暇さえ有れば図書館に入り浸っています。

また、彼女は一応寮に部屋があるのですが寮に帰ることはせず図書館にいるのだそう。

彼女は眠ることが出来ないので図書館の主および番人と化しています。


 次に天使のあまねちゃん。

彼女は私より1つ年下です。

彼女は天使としての能力はほぼなく人間と同じです。

ただ、学力は高く入学試験1年時の試験では常にトップです。

そんな彼女の特徴はとにかく威張っていること。

なぜか天使は威張っていると曲解していることです。

そして友達のゆうひちゃんに指摘されても一向に治そうとする気配がありません。

彼女は天使としての尊厳を失わないように必死なのだと思います。

でも、根は良い子です。

ツンデレならぬエヘンデレです。


 そして問題児のあきらちゃん。

彼女は私と同じクラスです。

体力はメチャクチャ有ります。

さすが炎神と言ったところです。

しかし、炎神としての能力はダメダメです。

つい先日も自分の炎で大火傷を負っていました。

ただ人間ではないので1日で回復していましたけど。

パートナーのみすずちゃんもあきれていました。

「自分の能力で怪我をする人なんて初めて見たわ」と。

学力もダメダメで授業に付いてくるのがやっと。

その人が入学試験、私につで2位だったとは到底信じられません。

賢人会候補として日々猛勉強です。


 と言うことで賢人会候補は能力がダメダメな私たちの希望の星なのです。


 次に紹介するのは新一年生と言っても4月には2年生になりますが。

ここではまだ紹介していない人たちを中心に紹介します。


 まずは机ゴーレムのうららちゃん。

机ゴーレムとは自称で簡単に言うと机の付喪神。

机から少女に変身する様は圧巻。

(時間はかかりますが)

彼女は100年間机として使われ自我が芽生えました。

自我が芽生えて16年。

普通に女子高生としてエンジョイしています。


 次にゆうひちゃん。

彼女はあまねちゃんとルームメイトでクラスメイトでもあります。

非常に毒舌家。

特にあまねちゃんにはきつい。

しかし、彼女はあまねちゃんのことが好きらしい。

私にそっと打ち明けてくれた。

好きだからこそきつく当たる、小学生男子かと私は心の中で思った。

そんな彼女の日課はあまねちゃんの身の回りの世話。

趣味とも言える。

あまねちゃんはそんな彼女に非常に甘やかされて育っている。


 つくしちゃんは妖狐。

彼女は神社(周辺)の生まれで非常に妖力の高い妖怪。

しゃべり方は非常に古風で拙い。

学力は高いが世間の常識は疎い。

先日もカラオケに行こうと誘うと

「カラオケとは何じゃ?

どんなスイーツじゃ?」

と先日覚えた「スイーツ」という単語を使いとんちんかんな質問をしてきた。

とにかく世間の常識に疎い。


 最後に私の同級生の説明。


 まずは隣のクラスのハニーだ。

ハニーは行為の雷神で私の恋人だ。

そしてハニーの友達まいちゃんとちわちゃん。

まいちゃんは雪女でちわちゃんは雨女。

2人とも妖怪です。


 そしてとうとう私のクラスメイトの紹介。

まずは委員長。

委員長は液状生命体。

液状生命体とはこの世界で最強の生命体。

しかし彼女たちは戦いを好まない非常に優しい性格。

なので、裏方にまわることが多い。

ちなみに液状生命体はこの世界に3体しか存在しない。


 炎神のあきらちゃんと水魔のみすずちゃんは私たちも羨むラブラブカップル。

特にみすずちゃんは大和撫子を体現したような人で私の憧れの人です。

但し怒らせると私が出会った中でも一番怖かった思い出があります。


 そして、人形族のことねちゃんときららちゃん。

2人ともほぼ無口でおとなしい性格。

本人たちは気づいていないが非常にラブラブな気が。

ことねちゃんが王子様できららちゃんがお姫様と言った高貴な感じのするカップルです。


 そして人形属に育てられたすずちゃん。

彼女は能力、体力共に半端ない。

彼女の正体は一体何者なのか本人も含め誰も知りません。


 そして、私がこの学園で最初に友達になったあかりちゃん。

彼女は光学生命体です。

光学生命体とは立体映像に自我が芽生えたモノでこの世界にたった1人と孤独な存在です。

私は彼女の良き相談相手であり良き友達でありたいと思っています。


 今、紹介した人たちはかけがえのない私の友達です。

この学園は高校と大学がくっついた7年間の期間、私たちは勉強をします。

あと、5年私たちはこの学園に所属します。

これからもいろんな人に会うのだろうと思います。

まだ、いろんな種族、いろんな人に会いたい。

そして、知らないことを一杯知りたい。

そんな思いで学園生活を送っている。


 これから賢人会のことをもっと知るようになるだろう。

担任のかぐちゃんは天使の世界、神族の世界、魔族の世界をこれからも見せてくれるという。

実際に行くとも言っていた。

私の知らない体験がこれからも続く。

これからも本当に楽しい時間が待っているようだ。



 



 ご愛読ありがとうございました。

とりあえずの完結です。

要望があれば続きを書く用意もあります。

とにかく僕の妄想(小説)にお付き合いいただきありがとうございます。

この作品は僕の初めての小説です。

拙い文章、そして成長しない文章にお付き合いいただきありがとうございます。

そしてこれからもよろしくお願いします。

僕の書いた他の作品もよろしくお願いいたします。





 


 


 

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