表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/53

プール開き

 いよいよ、梅雨も明けそうな6月下旬、ようやく我が校でもプール開きの日となりました。

この学校は異様に美少女率が高い。

私のクラスも例外にあらず。

その美少女たちのスク水姿が見れるなんて眼福の次第である。(私も一応女だからね)

しかし、委員長のスク水姿が見れないのが残念。

委員長はある理由(雨を参照)でプールにすら近づくことが出来ないのだそう。

よって、委員長はプールの時間、自習と言うことになります。


 しかし、そこに非常に怯えている一人の美少女がいました。

炎神である火口ひぐち 暁空あきらちゃんその人です。

始めはあきらちゃんが炎属性であるから水に弱いのかなと思っていました。

でもよ〜く考えてみると、それならば委員長のようにプールの時間休めば良いこと。

しっかりと水着に着替えたあきらちゃんはいったい何を恐れているのだろうか

よ〜く聞くとあきらちゃんは何か小声で独り言を言っているようだ。

「みすずが〜、みすずが〜、・・・。」

うわごとのようにそう言っている。

いつもはあんなにイチャイチャしているみすずちゃんとけんかでもしたのだろうかとみすずちゃんの方を見てみるとみすずちゃんは鼻歌交じりの上機嫌なのだ。

上機嫌どころかいつにもましてハイテンションな気がする。

そうこうしているとみすずちゃんがハイテンションで教室を誰よりも真っ先に飛び出していった。


 私たちも授業に間に合うようにプールに向かった。

そして、私たちはとんでもない光景を見ることになる。

確かにそこにプールがあったはずなのに見る影もなくなっていた。

なぜかみすずちゃんが破壊しまくっていたのだ。

破壊しているみすずちゃんのその顔は酔っ払っているようにも見える。

すると、あきらちゃんはこう切り出した。

「あ〜、またやっちゃったよ。みすずは大量の水を見るとなぜか破壊衝動が起きるんだ。これで何回も問題になっているんだよ。小学校や中学校は魔族しか通わない学校で周りの先生たちが何とかみすずの魔力を封じることで収まっていたらしいんだ。ただし、プール禁止だけどな。だから久々のプールで興奮しすぎたんだと思う。今は力の制御が出来ない状態だと思う。多分。でも破壊衝動が起きるのはプールやダムなどの人工物の時で自然のモノ、つまり海や川などでは不思議と破壊衝動が起きないって本人は言っていたけどね。」

みすずちゃんは水魔だ。

よく分からないが人工のモノは嫌いなのだろうか。

私の目の前でとてつもない破壊行動が続いている。

誰も手がつけられない状況だ。

幸いプールにはシールドが張られているのでほかの建物には被害がない。

そこへ担任のかぐちゃんがやって来てこう呟いた。

「あの馬鹿娘が。」

そう言ったかと思うと、一瞬でみすずちゃんに近づいた。

かぐちゃんが制御室の時のようにみすずちゃんのお腹に一発入れようとしたとき、みすずちゃんが先生に聞こえるようにこう囁いた。

「あのときの私とは違うんですよ。」

そう言い、攻撃を避け、胸の前に両手をくっつけ大量の水を召喚し担任のかぐちゃんにぶつけた。

あわや、かぐちゃんがやられたかと思ったらかぐちゃんは

「なめんなよ、小娘」

と言い、かれこれ小一時間のバトルとなった。

もちろん、最終的にはかぐちゃんの圧勝となった。

正気に戻ったみすずちゃんは担任のかぐちゃんに泣いて謝っていた。


 ということでみすずちゃんもプールの時間は委員長と一緒に自習と言うことになりました。

プールはかぐちゃんの不思議な力で無事修復されました。

かぐちゃんの修復能力は世界でも指折りの能力者だそうです。

ちなみにうちの学校は担任が全ての教科を受け持つやり方です。

学校にいる間は四六時中かぐちゃんと一緒です。

そして、態度は上からだけどみんなから慕われている良き担任です。






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
cont_access.php?citi_cont_id=654122785&s
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ