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悲しいお話

涙の水たまり

作者: 深瀬 月乃

パシャン…と音がした方を見ると、自分の足元が水たまりになっていた。


私、そんなに泣いていたんだ…と野崎 春奈は思った。


こんなに泣いたのは、久し振りだったから自分でも戸惑ってしまう。


理由は、何だろう…?


実際には、理由なんてないのかもしれない…とも思う。


だけど、最近は忙しくて何も考えられなかった。

自分は、いつの間にか悲しい事も忘れてしまっていたのだろう。


その夜、夢を見た。

私は、泣いていて水たまりが出来ていた。

その水たまりは、大きくなっていき…私を飲み込もうとする。


私は、泳げないからもがく事しか出来ない。

そんな時、手を差し伸べてくれた人がいた。


『こっちへ…』


「あ…ありが…とう。」


私は、必死にその人の手を掴んだ…という所で目を覚ました。

目を覚ました私の顔は、濡れていた。


夢の中の人は、一体誰だったのだろう…と考えるけど分からなかった。

今日もまた、忙しい一日が始まる…と思うと、気分は暗くなったが、夢の中の人のお陰で頑張ろうと思ったのだった。


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― 新着の感想 ―
[良い点]  本物の涙は美しいと思います。 [一言] よほど悲しいことがあったものと推察します。
2016/08/25 09:54 退会済み
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