理想の子2
「ツンデレじゃダメだったの?!」
「いや、そんな事はないけど意外だなぁと。」
「意外なだけでそんな扱い?!」
「あと、さっき龍が選んだ娘は翔さんの嫁だぞ?」
「え…翔兄何してんのあの人…。咲さんって彼女いるでしょうに。」
思わぬ事実が発覚し、衝撃を受けている龍にはお構い無しに再びゲームに没頭しかける恭。
しかし、何も聞いていなくても同じ女の子を選ぶあたり、流石兄弟とでもいうべきであろう。
「ってか恭ちゃんは?恭ちゃんはどの子が好みなの?」
「龍黙れ。桜ちゃんが話してる。」
「ゲームのキャラに負けた俺!」
真剣な目で画面を見つめる恭に一刀両断された龍は最早落ち込むしかない。
「ふう。で、何?俺の好み?」
「そう!どの子?」
恭が話し掛けた瞬間表情が変わる龍。
背景にキラキラとしたエフェクト、頭に犬耳が見えるのはきっと見間違いではないだろう。
「俺はこっちの髪の毛が短めで髪をくくってるこの娘。」
「…何かこの子一人身長低くない?え、恭ちゃんロリコン?」
「龍、お前今桜ちゃんを侮辱したな?」
「え、ちょっ、恭ちゃん?」
「あのなぁ龍、桜ちゃんは同級生であるにも関わらずヒロインズの中で一番身長が低いことを気にしているんだがまたそこがポイントで可愛いし何よりもイベントが豊富で他のヒロインたちは通常のイベントを除くと大体平均して3つ程しかグラフィック回収が出来ないのに対して桜ちゃんは5つも回収できる上に通常イベントでは絡みも多くなりさらに―」
「ごめん恭ちゃん!何かごめん!お願いだから落ち着いて!」




