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龍と恭  作者: 萩悠
体育祭編
51/83

リレー2

「龍くーんっ!」


「龍ー!そのままぶっちぎれぇーっ!」


「おうよ!」


赤いはちまきを風になびかせてコーナーを曲がる龍の耳に応援とは別の歓声が聞こえる。


「きゃぁーっ!恭様ー!」


「嘘!恭くんって出てたの?!」


聞き覚えのある声がちらほら。

嫌な予感が頭をぎるも、そのイメージを振り払って最後の直線を龍は走る。


「…よお、龍。」


聞き覚えのある、いや、いつも聞いている声が聞こえる。


「……あ、もしかしなくてもやっぱり恭ちゃん?」


少し後ろから迫ってきた人物に冷や汗。


「さっきは負けたけど!でも俺は負けないから!ぬおぉぉぉっ!」


「え、あ?ちょっ龍?!」


何かを呟いている恭を置き去りにして赤いはちまきがゴールテープを切った。


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