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龍と恭  作者: 萩悠
体育祭編
46/83

出場競技

ポールにもたれたまま寝こけていた恭をどうにか起こした龍は、そのまま引きずって行く。

ようやく目が覚めた恭共々、応援席から少し離れた木陰に腰をおろす。


いつの間に手にしていたのか、おもむろにプログラムを広げ始めた恭の手元を龍はちらりと眺める。


「今どれだ?」


「今は応援合戦だねー。恭ちゃんが続く400m走の時も爆睡してて、応援合戦の時は流石にポールを片付けるから引きずってきたんだし。係りの女の子が困ってたよー?」


「マジか、それは申し訳無いことをした。それにしても、今まだ応援合戦かよ…。」


アクエスを片手にプログラムを指差す龍と、心底嫌そうに紙パックへストローを突き刺す恭。


「ってか龍、お前は何に出んの?」


「俺?俺は女子オンリーのやつと、応援合戦とかのイベント系以外全部!恭ちゃんは?」


「100m走、玉入れ、棒倒し、後は知らん間にリレーに登録されてた。」


「予想以上の少なさ!しかも半分が全員参加のやつだし!」


「まぁ、俺はいいとして、お前は何で応援合戦不参加なわけ?わいわいしてるの好きじゃねぇの?」


「あー、敵を応援するとかエールとかんな寒い事やってらんねー。」


「あー、うん。龍らしいな。」

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