34/83
寝癖
「おはよー恭……ちゃん?」
「はよ龍。」
「いや、『はよ』じゃなくて恭ちゃんだよね?え、合ってるよね?人違いじゃないよね?」
「うん、そうだけど。」
「いや、すっごい髪型になってんだけど!何その全体的にハネてる感じ!最早芸術の領域になってない?!」
「ん?あー寝癖。」
「だとは思ったけれども!せめて直す努力くらいはしてこようよ!」
「いや、寝坊もしたし。」
「もーっ!何でそうなるのさーっ!」
欠伸をしながら頭を掻く恭と、その様子を見て頭を抱える龍。
「はぁ…どうせ何言っても無駄なんだろうなぁ…。そこ座って。直す。」
「ん。」
31部分に差し込み投稿をしたので本日は二話投稿になっております。