いつも飲んでるそれ2
「恭ちゃーん!恭ちゃん恭ちゃん恭ちゃん恭ちゃん恭ちゃーん!!!」
「人の名前を連呼すんじゃねぇ!ついでに俺は恭!恭ちゃん言うな!」
昼休みを告げる鐘が鳴るなり飛び出して行った龍が名前を連呼しながら帰ってきた。
正直な所、かなり五月蝿い。
「いや、もうそんな場合じゃないから!」
「何がだよ。」
「いや、ヤバイんだよ!もう何がヤバいってヤバくてまずいよ!」
「ふーむ…。龍、お前が何を言いたいのかさっぱりわからん。」
「うえぇ?!何で?!」
「逆に問おう、何でって何で?さっきの説明でわかる奴が居るなら俺は是非とも会ってみたいわ。で、何?」
心外だと言う顔をする龍を無視してとりあえず弁当を出す。
龍も渋々といった体でパンをいそいそと出している。
龍は結局何がしたかったのか。
「で、本当にお前何がしたかったの?」
首を傾げながら紙パックのオレンジジュースにストローを差すと突然龍が指を指す。
「そうそう!それだよそれ!!」
「は?」
「その紙パックのジュース!」
確かに龍が指を指す方向にはいつもの紙パック。
「ん?これか?」
「そう!その紙パックジュース俺も飲んでみたくて探してきたの!でも、購買にも自販機にも無いんだけど!」
「あぁ!」
ようやく謎が解けて恭は手を打つ。
「これ俺が買いまくるから、俺用に入荷してもらってる。」
「マジかよ…。」




