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いつも飲んでるそれ
「ねーねー恭ちゃん。」
「恭ちゃん言うなっていっつも言ってんだろ龍!で、何?」
「あ、一応聞いてくれるんだ。いや、いつも飲んでるそれって何?お茶?それとも?」
「ん?あー、この紙パック?」
「そ、それ。美味しいの?」
龍が指差したのは恭の持つ紙パック。
割りと気に入っているらしく、大抵昼にはそれを持ち歩く恭が見られる。
紙パックには『HEY!YOU グイッといっちゃいNA☆』の文字が書いてある。
ちなみにパッケージは黄色。
最早何の飲み物か不明すぎる。
「うん、美味しい。」
真顔で肯定する恭を訝しげな目で見つめる龍。
「あ、ちなみにこれオレンジジュースな。」
ほれと言って渡されたものを恐る恐る飲んでみると、確かにオレンジジュースそのもの。
「あ、本当にオレンジジュースだ。」
「だから言ったじゃねぇか。で、たまにこれが無い時はアップルジュースとイチゴミルク飲んでる。」
「可愛いなおい!」




