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授業中
「………であるから、こっちのX-…」
今は数学の授業。正直な所、昼御飯の後の数学など修業以外の何物でもない。
「ねーねー恭ちゃん。」
先生が黒板の方を向いた隙に振り返って龍は恭をつつく。
「…。」
「恭ちゃん。」
「恭ちゃんってば!」
「るせえな…何?」
何度もつつかれ、いい加減無視出来なくなり、恭は渋々返事を返す。
「いや、暇だしちょっと構ってもらおうかと…」
「いいか、龍。」
「んー?何、恭ちゃん?」
「さっさと身体を前に向けてペンを持て。そしてノートに向かい、教科書を開き問題を解け。俺は狩りに戻る。」
「ちょっと待って恭ちゃん!途中まで正論だったのに最後で台無しだよ!」




